青い翼を追いかけて ~とある飛行機好きの旅日記~

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クレジットカード紹介その6 ライフカード

こんにちは、ほしとです。今回は私が使っているクレジットカード紹介の第6弾、ライフカードを紹介したいと思います。ANAカード以外の紹介は今回が初めてですね。

ライフカードは、ANAマイラーにとっては必須と言ってもいいカードです。メインではなく、あくまでサブのサブ、といった扱いですが、年会費もかからず、各種電子マネーへのチャージでもポイントが貯まるのが大きな魅力です。たた、普段のポイント還元率はANAカードには及ばないため、使う機会はあまり多くないかもしれません、一年のうち一か月間を除いては…。

今回は、そんなライフカードの効果的な理由方法をご紹介したいと思います。

この記事は2017年2月14日時点の情報であり、その後2017年7月以降ライフカードのポイントプログラムが変更になると発表されています。詳しくはこちら。(2017年3月30日追記)


ライフカードの基本情報

まずは、ライフカードの基本的な情報をお伝えします。

年会費

ライフカードの大きな特徴は、年会費が無料だということです。ANAカードを複数持っていると、年会費がどうしても高くなってきますから、サブカードはお金がかからないカードが一番です。私の場合、ANAカードだけで4枚もありますから(笑)

年間いくら以上使ったら年会費無料という、いわゆる条件付き年会費無料カードがよくありますが、このライフカードの場合、年会費は永年無料です!使っても使わなくても無料っていうのが、安心感があります。

年会費 ポイント有効期限 交換レート(直接交換) 交換レート(Gポイント経由)
永年無料 最大5年 1000円=1ポイント=3マイル 1000円=4.5マイル

 


ポイント

ポイントは、1000円利用ごとに1ポイント貯まります。多くのANAカードと同じですね。ただANAカードと決定的に違う点があり、それは、1000円未満の利用分もポイントが貯まるというところです。実は、100円の利用で0.1ポイント貯まるんです。ライフカードは1回の利用額に対してポイントが付与されるので、月間の利用金額によっては切り捨てが若干発生しますが、一回当たり0.1ポイント以下の切り捨てなので、月間で何千回も使わない限り大きな損はしないはずです。

ポイントの有効期限

ポイントの有効期限は最大で5年間です。ポイントプログラム期間というのがあって、カードの契約月の翌月1日から1年間で設定されています。このポイントプログラム期間内に貯まったポイントは、まず次年度に自動的に繰り越され、何もしなければそのポイントプログラム期間終了で失効となります。つまり最大2年ですね。実はライフカードには「繰越手続き」というのがあって、これを毎年することによって最大5年までポイントの有効期限を延ばすことができます。途中で繰り越しを忘れるとその時点で失効となりますので注意が必要ですが、ポイントプログラム期間末=有効期限なので、1年に一度しかポイント失効しませんから、忘れることはあまりないと思います。

各種ボーナスポイント

ライフカードの最大の魅力はボーナスポイントです。まず、入会から1年間はポイントが1.5倍貯まります。実は1.5倍だとANAカードのほうがマイルへの交換比率はいいので、大したことないなという感じなんですが、1年に1か月だけ、なんとポイントが5倍になる月があるんですね!それがいつかと言うと、契約者の誕生日月なんです。2月の人は少しだけ損ですね(笑)この誕生日月のボーナスポイントについては後ほど詳しく触れます。

このほか、前年のポイントプログラム期間に応じて翌年度のポイントが増えるステージ制プログラムというのがあります。最初はレギュラーステージで、ポイントは1倍。前年の利用金額が50万円以上であれば、翌年度はスペシャルステージとなり、ポイントは1.5倍。150万円以上前年の利用があれば、プレミアムステージになり、ポイントは2倍になります。さらに、年間の利用額が50万円以上であれば、スペシャルボーナスとして300ポイントもらえます。

これだけボーナスポイントが充実しているんですが、ANAマイラーにとっては、誕生日月ポイント以外はほとんど関係ありません。なぜかというと、ポイントが3倍になって初めてANAゴールド+マイペイす・リボといい勝負だからです。実際には他のボーナスポイントを考えると、それでもANAゴールドのほうがポイントの観点からは魅力があるということになります。あと気をつけたいのは、誕生日月ポイントやステージポイントは重複付与されません!つまり、プレミアムステージの誕生日月だからといって、2倍+5倍=7倍にはならないということです。この場合は5倍の誕生日ポイントが優先されます。これは初年度の1.5倍も同様です。

ANAマイルへの交換比率

ライフカードで貯めたポイントは、そのままANAマイルへ交換できます。比率は1ポイント1マイルで、300ポイント以上100ポイント単位でANAマイルに移行できます。1000円利用あたり3マイルということになりますね。ここであれ?っと思った方は鋭いですね。先ほど、3倍以上のポイントが付かないとANAゴールドのほうがいいと書きましたが、3倍だと1000円当たり9マイルですから、どう考えてもANAゴールドのほうがいいですし、5倍で考えても1000円あたり15マイルですから、微妙なところです。

ここで登場するのがおなじみのGポイントですね。ライフカードからGポイントに交換すると、比率としては1ポイント当たり5Gポイント、300ポイント以上100ポイント単位で移行ができます。この5Gポイントを5メトロポイントに交換し、そこからANAマイルに交換すると4.5マイル。つまり、1000円利用あたり4.5マイルになります。これを3倍にすると、13.5マイルですから、ANAゴールドを若干下回る程度になりますね。これが誕生日月だと、4.5×5=22.5マイルとなりものすごくレートがよくなります!

通常 交換レート(直接交換) 交換レート(Gポイント経由)
1000円=3マイル 1000円=4.5マイル
誕生日月 交換レート(直接交換) 交換レート(Gポイント経由)
1000円=4.5マイル 1000円=22.5マイル


この記事の情報は執筆時点の情報であり、2018年4月以降は各種ポイントサイトのポイントを直接メトロポイントに交換することはできなくなっています。

国際ブランド

ライフカードはカードのブランドとして、VISA、Master、JCBの3つから選べます。どれを選ぶのかは好みもあるんですが、使い方によってはブランドの選択が非常に重要になってきます。基本的にVISAを選ぶメリットはあまりないので、MasterかJCBがいいと思います。私はこの記事を書いている時点でJCBですが、ある理由からMasterに変更しようかと思っています。元々はMasterで、その後JCBに変更したんですけどね・・・。詳細はこの後書きます。

ライフカードの有効活用法

誕生日月に使い倒す!

ここまで見ていただくだけで、ライフカードがかなりクセの強い(?)カードであるとわかると思います。使い道がかなりはっきりしているんですね。はっきり言って、ご自身の誕生日月以外はライフカードは使わなくていいです!では、どのように誕生日月に使えばいいでしょうか?簡単ですね。誕生日月に決済する場合はすべてライフカードを使う、これしかないです。気をつけたいのは、誕生日月の利用かどうかの基準は、利用した際の売上票の「ご利用日」が基準で、この「ご利用日」は利用先が設定しているというところです。基本的には使った日の日付なんでしょうが、月末だと処理の都合で月をまたいでしまって誕生日月の利用でなくなってしまう可能性もゼロではありません。ただ、こればっかりは防ぎようがないので、運に任せるしかないと思います。

あと、年に1回だけ決済する、継続利用しているサービスの年会費の請求が誕生日月になっているのであれば、その決済にライフカードを設定しておけばいいでしょう。毎月請求があるようなサービスだと、わざわざ誕生日月だけライフカードに切り替えるのも面倒なので、よっぽど請求額が大きいものでない限りはメインのカードをそのまま設定しておく方がいいと思います。ポイントも微々たるものですしね。

電子マネーのチャージに使う

これがライフカードにできてANAカードにできない大きなポイントです。問題はどんな電子マネーのチャージに使えるのかですが、ライフカードの公式サイトを見る限り、特に制限はないようです。ポイントも、一部を除き1000円当たり1ポイントが付与され、当然誕生日月には5倍ポイントになります。ところが、この一部っていうのが問題で、以前は全く制限がなかったのですが、現在はnanacoとEdyのチャージが1000円当たり0.5ポイントで、しかも誕生日月の5倍ポイントの対象外にっているんです!誕生日月のnanacoチャージはかなりお得だったんですが、改悪されてしまい、仕方ないので現在は違うカードでチャージしています。

どんな電子マネーを使うべきか

最近は電子マネーにもいろいろあり、どんな電子マネーを使い、どの電子マネーのチャージをライフカードで行うのか、それが問題ですね。私はnanacoをよく使いますが、先ほども書いたように、もはやライフカードでnanacoにチャージするメリットは何もないので、nanacoについては書きません!あと、モバイルSuicaにもチャージできますが、関西在住だと、わざわざSuicaを使わなくても、ほかに後ほど触れるICOCAがあるので、私は使っていません。ただ、関西以外に住んでいる方だと、誕生日月だけモバイルSuicaにチャージして使い、ANA Suicaはそれ以外の月に使うっていう使い方がいいと思います。
以下、私がライフカードでチャージして使っている(使う予定の)電子マネーです。

SMART ICOCA

ほぼ、関西とその周辺、正確に言うと、ICOCAエリアに住んでいないと使えないカードです。もちろん、電子マネーや交通機関に乗る際の切符代わりとしては全国のICカード対応エリアで使えますし、現金チャージだったら問題なくICOCAエリア以外でも利用できます。ただ、クレジットカードチャージを利用する場合は、ICOCAエリアでないと使えないんですね。

そもそも、SMART ICOCAってなんやねん?って話ですが、ICOCAはJR西日本版のSuicaみたいなものなので、ご存知の方も多いと思います。それとSMART ICOCAは何が違うのかというと、SMART ICOCAはクレジットカードチャージ(クイックチャージ)ができるんですね。つまり、現金がいらないってことです。それがSMARTってことなんですね。一般の人からすると、現金いらずっていうのがポイントですが、マイラーにとってはクレジットカードでチャージしてポイントが貯まるっていうのが重要なところですね詳細は以下をご覧ください。


問題は、どうやってチャージするのかという点ですが、非常に簡単です。券売機やチャージ機、のりこし精算機にカードを入れて、ボタンを押すだけ。これだけです。特にパスワードも求められないので、盗まれてもチャージされたい放題です(1日に20,000円、月間40,000円の限度額があります)。仮に落としたとしても、利用停止ができるので、停止完了時点でカードに入っている残高は新カードに引き継げます。これは通常のICOCA(定期券を除く)にはない特徴なので、紛失した時にはすぐに連絡すると、損失はないということになります。再発行手数料はかかりますが・・・。

このチャージ機や券売機、のりこし精算機ですが、当然駅にあります。どこの駅でしょう?JR西日本のICOCAエリア内の駅ですね。これがポイントです。先ほど関西のICOCAエリアに住んでいないと使えないと書きましたが、私鉄の駅ではダメなんです。もちろん使うことはできます。でも、チャージはできません。チャージする時はJRの駅まで行ってください。もちろん、20,000円までチャージできるので、普段はJRの駅に行くことがなくても、残高が0になる前にJRの駅に行けばいいだけなので、そんな大きな問題にはならないかもしれません。   
さて、このSMART ICOCAですが、私がライフカードでチャージするのは誕生日月だけです。なぜって?それ以外の月はポイントがほとんどつかないからです。でも、月間40,000円までしかチャージできないので、どう考えても年間の電車利用額には足りません。それ以外の月にはどうするのか?ほかのクレジットカードを使ってチャージすればいいって話なのですが、以前は登録しているカードの変更にものすごく手間がかかっていたので、私はANA Suicaをほかの月では使っていたんですが、最近確認すると、ネット上でカードの変更ができるようになっていました。これだとすぐに変更できるので、今後はライフカードよりもポイント還元がいいカードを誕生日月以外に使い、ANA Suicaは使わないことにしようと思います。SMART ICOCAはANA Suicaと違って定期券も載せられますしね。

au WALLET

auの携帯電話を使っている人にほぼ限定されますが、au WALLETへのチャージでもライフカードのポイントが貯まり、誕生日月も5倍ポイントの対象になっています。au WALLETについて詳しくはこちら

au WALLETには10万円までチャージできるので、誕生日月にたくさんチャージして、少しずつ使っていくのがいいのではないかと思うのですが、このau WALLET、使い道があんまりないんですよね。なぜかというと、基本的に電子マネーではなく、プリペイドタイプのクレジットカードと呼べるものだからです。Masterの加盟店で使えるんですが、つまりクレジットカード払いができるところで使えるってことなんですね。Masterが使えてVISAやJCBが使えないところなんてなかなかないので、それだったらライフカードを直接使うか、誕生日月以外だとANA VISAゴールドを使えばいいような・・・。

計算してみましょう。仮に10万円をライフカードで使った場合、100ポイント×22.5マイル=2,250マイル。ANA VISAゴールドだと、通常ポイントが100ポイント×10マイル=1,000マイル。ボーナスポイントが100ポイント×4.95Gポイント=445.5マイル。前年の利用実績が100万円以上のV2だと、10万円の利用でさらに30ポイントのボーナスポイントが貯まるので、30ポイント×4.95Gポイント=133.65マイル。全部合わせると1579.15マイルとなります。実際に比べてみると、au WALLETにチャージした方がかなり得ですね。ただ、これがV1とV2の境目くらいで、この10万円によってV2になれなかった、っていう場合だと、少し事情は変わってくると思いますが、面倒なので計算はしません(笑)

あと、au WALLETは200円利用ごとに1WALLETポイントが貯まります。特にANAマイルに交換できるわけでもないですが、au WALLETカードにチャージしたり、auの利用料金に充てたりできるので、もらって損はないと思います。

どのブランドを選ぶのか

ライフカードは、VISA、Master、JCBの中から選べるんですが、VISAには特にメリットはありません。以前nanacoチャージの最強カードだったころは、ライフカードでnanacoチャージできるのはJCBだけだったので、私もMasterからJCBに変更したのですが、現在はnanacoチャージに使うこともなく、nanacoの公式サイトを見る限り、ライフカード発行であれば、現在はブランドは関係ないようです。(nanacoチャージを目的としてライフカードを発行される方は、事前に問い合わせされることをおすすめします。)

じゃあ何でもいいじゃないかってなりそうなんですが、実は、au WALLETへチャージできるライフカードは、Masterだけなんですね、現時点で。そのため、au WALLETへのチャージを検討されている人は、必ずMasterを選んでください。そうでない方はお好きなブランドをどうぞ。SMART ICOCAは特にブランドによる制限はありません。仮にブランドを変更するにしても、ライフカードのカスタマーセンターに連絡すると、すぐに変更用紙を送ってくれるので、間違えて作ったとしても、数週間あれば簡単にブランドの変更はできます。

まとめ

今回はライフカードをご紹介しましたが、まとめると以下のような感じです。
1. 年会費が永年無料
2. 誕生日月はポイントが5倍!
3. 電子マネーのチャージでもポイント5倍!(一部を除く)

とにかく、ライフカードは誕生日月のポイント5倍がすべてです。その月に使うカードはライフカードだけにして、チャージできるだけ電子マネーにチャージするっていうのが効果的な使い方だと思います。年会費は使わなくても無料なので、持っていてまたく損はしないと思います。ただ、ブランドを選ぶ際は自分の使いたい目的に利用できるかをちゃんと確認しましょう。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス