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クレジットカード紹介その7 ECナビカードプラス

こんにちは、ほしとです。今回はECナビカードプラスをご紹介します。ANAマイラーの方にはあまり馴染みがないカードかもしれないですが、カード保有コストやポイント還元率を総合的に考えると、結構魅力的なカードだと思います。私は電子マネーへのチャージ目的で保有していますが、ライフカードを補完するカードとして、保有していて損はないと思います。

この記事は2017年2月18日時点の情報であり、その後2017年7月以降ライフカードのポイントプログラムが変更になると発表されています。詳しくはこちら。(2017年3月30日追記)
さらに、2017年10月からnanacoへのクレジットカードチャージにポイントが付与されなくなることが発表されました。(2017年8月6日追記)
その後、2018年4月以降は各種ポイントサイトのポイントを直接メトロポイントに交換することはできなくなっています。


カード概要

基本情報

前提として、このカードを保有しポイントを貯める場合、ECナビというポイントサイトへの登録が必須となっています。比較的有名なポイントサイトですが、このECナビとPEXというポイントサイト両方に登録することにより、メトロポイント経由でANAマイルに交換できます。PEXからANAマイルへも交換できますが、レートは悪くなるので、あまり使うことはないと思います。ECナビについてはまた後日ご紹介します。

年会費 ポイント有効期限 交換レート(メトロポイント経由)
条件付き無料 最大2年 1000円=9.9マイル

 

年会費

多くのカードのように、初年度は無料です。2年目以降は、毎年1620円(税込)がかかりますが、年間1回以上の利用実績があれば、年会費は無料となります。ポイントサイトが発行していたり、提携したりしているカードはいくつかありますが、年会費が無料になる条件が厳しいカードもある中、1回でも利用すれば年会費が無料になるのは、非常に魅力的なポイントではないでしょうか。

ポイント

このECナビカードプラスですが、月間の累計利用金額1000円当たり2ポイント(ECナビマイル)が付与され、さらに半年に1回(4月末もしくは10月末)、累計利用金額の0.1%分のECナビポイントが貯まります。ちょっとややこしいですが(緑がECナビマイル、青がECナビポイントとします)、ECナビマイルがカード自体のポイントで、ECナビポイントはポイントサイトのECナビのポイントを指します。ECナビマイルは1マイル=50ECナビポイントへ交換可能なので、1000円当たり110ECナビポイントが貯まるということになりますね。なお、交換単位は200ECナビマイル以上100マイル単位でECナビポイントへ移行可能となっています。

ECナビポイントは、10ポイント=10PEXポイント=1メトロポイントというレートで交換可能です。ECナビカードプラスの利用1000円当たりで、110ECナビポイント=11メトロポイント=9.9ANAマイルとなり、だいたい1%還元となります。かなりいいレートだと思いませんか?PEXからメトロポイントに交換するタイミングで手数料を若干取られますが、1度に大量に交換するとあまり気にならないと思います。

気になるのがポイントの有効期限ですが、原則1年と少し短めです。ただ、毎年4月から翌年3月までに獲得したECナビマイル数が100マイル以上(つまり利用金額が5万円以上)の場合、有効期限が切れる日の年度末(3月)まで有効期限が延長されます。最高約2年ってことですね。最低交換マイル数が200なので、10万円以上利用しないとポイント交換ができないということになります。使い方によってはここが少し厳しい部分かもしれません。ちなみに、ポイントサイトのECナビは、ポイント有効期限が1年から1年3か月なので、ECナビカードプラスの利用で獲得できるECナビポイントの有効期限も同様となります。

あと、あまりいらっしゃらないと思いますが、年間のカード累計利用金額が100万円以上でボーナスとして400ECナビマイルがもらえます。メインカードにすることはほぼないと思うので、もらうことはないと思いますが…。

ブランド

ブランドはVISAとJCBから選べます。どちらでも好きな方をお選びくださいと言いたいところですが、電子マネーへのチャージが主な利用方法になることを考えると、JCBを選択する必要があります。VISAだとnanacoへのチャージができないんですね

その他の情報

ポイントという観点で言うと、月に1000円以上利用すると、ECナビメンバーズクラブの「お買い物承認回数」1回としてカウントされる点も魅力的だと思います。ECナビに登録していない人にとってはなんのこっちゃわからないと思いますが、ECナビには会員ランクがあって、ランクが上がるほどポイントが貯まりやすくなるんですね。そのランクを決める要素が2つあって、1つがポイント獲得数で、もう1つが「お買い物承認回数」なんです。両方達成してランクが上がります。ポイントはいろいろなサービスで貯まるのでそんなに難しい条件じゃないんですが、「お買い物承認回数」はECナビを経由し、どこかのサイトで買い物をしないとカウントされません。はっきり言って、ECナビの買い物関係のポイント積算率はそんなによくないので、カードを利用するだけで「お買い物承認回数」が増えるのは、かなりありがたいんですね。ランクは一般会員からゴールド会員まで4段階あるんですが、毎月ECナビカードプラスを利用すると、ゴールドの1つ下のシルバー会員になれます(他に半年間に1,000ポイント貯める必要がありますが)。

このカードを申し込んだ際、気をつけないといけないのが、自動的にリボ払いサービスの「リボかえル」に登録されている点です。解除しないとリボ払いとなり、手数料が発生するので、必要ない方はカードが届き次第、インターネット上から解除しましょう。ANA VISAカードのマイ・ペイすリボのようにボーナスポイントが貯まるわけではないので、忘れずに手続するようにしてください。

ECナビカードプラスの有効活用法

このカードをどうやって使うのがいいか、メインカードはANAカードとなるはずですから、基本的にはサブカードとなります。私の活用方法と紹介しますね。

電子マネーへのチャージ

これはライフカードと同じですね。違う点は、いつ利用してもポイント積算率は全く変わらない点です。通常時はライフカードよりポイント還元率が高いので、普段はECナビカードプラスを利用し、誕生日月だけライフカードを使うという方法が考えられます。

ECナビカードプラスを使ってチャージできる電子マネーは3種類です。nanaco、SMART ICOCA、モバイルSuicaのみです。なお、これは公式情報で、ECナビカードプラスの公式ヘルプページには親切にもnanacoにはJCBからしかチャージできないとの情報も書かれています電子マネーへのチャージ需要を取り込みたいという意図が見えるため、逆に言うと、よっぽどのことがない限り、電子マネーへのチャージでもらえるポイント数が減ったり、ポイントが付かなくなったりといった改悪は行われないように思われます

2017年10月からnanacoへのクレジットチャージはポイント付与対象外になると発表されました。先見の明がなかったですね・・・。

ライフカードとの使い分けとしては、nanacoとモバイルSuicaへはECナビカードプラスのみ、SMART ICOCAへは普段はECナビカードプラス、誕生日月はライフカード、といった感じでしょうか。なお、au WALLETへはライフカードからしかチャージできないので、ライフカード一択です。

nanaco

SMART ICOCAについては、ライフカードの紹介の際に詳しく書きましたので、今回はnanacoについて少し書きたいと思います。
nanacoは主にセブンイレブンやイトーヨーカドーといった、7&iグループで利用可能な電子マネーで、利用金額100円(税抜)当たり1ポイント貯まり、ANAマイルへは0.5倍、ANA SKY コインへは等価での交換ができます。この税抜っていうのが少しケチだと思いますが、セブンイレブンやイトーヨーカドーでは、特定の商品を購入するとボーナスポイントがもらえることもあり、有効活用するとかなりポイントが貯まると思います。ただ、セブンイレブンもイトーヨーカドーも、ANAカードで購入するとボーナスマイルが貯まるため、ボーナスポイントが設定されていない場合、nanacoで購入するメリットはほとんどありません。

しかし、セブンイレブンでの利用に関しては、nanacoでしか払えないものもあるんですね。例えば、税金の支払いや切手はがき類です。特に税金は結構な金額になるので、nanacoで支払えると、カードでのチャージでもらえるポイントもバカになりません。ただし、nanacoポイントは貯まらないので、あくまでカードでのチャージでのポイントだけとなります。どんな支払いにnanacoが使えるのかは、詳しくはこちらこちらをご参照ください。

まとめ

今回はECナビカードプラスを紹介しましたが、使い方はかなり限られています。まとめると、
1. 年に1回以上の利用で年会費無料
2. ポイント還元率がまあまあいい
3. 電子マネーへのチャージに強い
4. nanacoにチャージするならJCBを選択
5. 月に1000円以上の利用でECナビの「お買い物承認回数」1回に

といった感じでしょうか。あくまでサブカードとして持つ価値があるカードだと思ますが、ライフカードも合わせて持つことで効果を発揮すると思います。保有コストはないに等しいので、電子マネーへのチャージをよくする方は、持っておいた方がいいカードでしょう。

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