青い翼を追いかけて ~とある飛行機好きの旅日記~

国内外の旅行記やマイル、ポイントの貯め方の紹介など

結局どのカードを持つべきか?

こんにちは、ほしとです。このブログでは、これまで私が使っているクレジットカードを紹介してきましたが、これから陸マイラーとして日々マイルを貯めていく人にとっては、結局どのカードを持てばいいのかよくわからないかもしれません。いろいろなブログやサイトでそれぞれの方がおすすめのカードを紹介していますが、しがらみもある中での評価ですから、そのまま受け取るのは危険です。そこで、何のしがらみもない私が、完全に独断と偏見で、これからANAマイルを貯め始める人が持つべきカードを紹介したいと思います。

この記事は2017年3月24日時点の情報であり、その後2017年7月以降ライフカードのポイントプログラムが変更になると発表されています。詳しくはこちら。(2017年3月30日追記)
メトロポイントについても、2018年4月以降は各種ポイントサイトのポイントを直接メトロポイントに交換することはできなくなっています。

なお、私が今までに紹介していないカードも数種類出てきますが、どんなカードか詳しく紹介するほど私は親切ではないので、気になる方はご自身でお調べください(笑)まあ、紹介しないのではなく、詳しくないから紹介できないんですね。実際使っているわけではないので。すみません・・・。

どのような基準でカードを選ぶか

さて、カードを選ぶにはいろんな基準があると思いますが、今回、私がカードを選ぶにあたって重要視した項目をまずはじめに示したいと思います。

マイルの貯まりやすさ

マイルを貯めるうえで、最も重要だと言ってもいいポイントですね。どんなに使い勝手がよかったとしても、マイルが貯まらなければ全く意味がないわけで、例えば、高還元率として有名なリクルートカードですが、いくらポイントが貯まっても、それをANAマイルに交換できなければ全く意味がありません。(正確言うと、ANAマイルにできないことはないのですが、労力が大きい割に得るものが小さすぎます。)
純粋にマイルが多く貯まるカードが陸マイラーにとって理想的なカードだと思います。

維持費

平たく言うと、年会費や各種手数料ですね。メインカードにはある程度年会費は払ってもいいと思いますが、サブカードだとどうでしょう?できれば無料のカードを選びたいところではないでしょうか?その点、ANAマイラーには高還元率カードとして有名なエクストリームカードは選択肢になりにくいと思います。還元率は1.35%ほどとのことですが、年会費は3000円で、年間30万円以上使えば無料になるようです。サブカードで30万円って結構な金額ですよね?しかも、電子マネーへのチャージは、ポイントが貯まるものと貯まらないものがあるので、年会費を考えるとサブカードとしては持ちづらいと思います。

その点は漢方スタイルクラブカードも同じですね。年会費はそんなに高くないものの1500円毎年かかりますし、ポイント還元率が減ったほか、nanacoへのチャージでほとんどポイントが貯まらなくなったのは非常に痛いです。

ポイント還元率が多少低くても、維持費がかからず、使い勝手のいいカードがおすすめでしょう。

カード会社の信頼性

これは結構大切です。私がもっているカードの中でも、某AM◯Xのような会社だと、長く持ち続けたいと思えなくなります。クレジットカードは文字通り信用が非常に大切です。信用できない会社のカードを持つというのはそれだけでリスクになり得るので、カード選びは慎重であるべきだと思います。いくらポイント還元率がよかったり、維持費が安かったりしても、聞いたことのないカード会社であれば、少し慎重になった方がいいかもしれません。

エキスパート性

なんのこっちゃという感じですが、なにか秀でている点があるカードであれば、持つ価値があるということです。例えば、電子マネーに強いだとか、特定の時期に利用するとボーナスポイントがもらえるといったことですね。メインカードにするのには向いていないですが、サブカードとして持つのであれば、検討する価値があると思います。ただ、年会費がかかるようだと、それを払ってまで持つ価値があるのかどうかは考える必要があります。

私の選ぶ持つべきカード

では、私が選ぶ陸マイラーが持つべきカードは以下のとおりです!

ANA VISAワイドゴールドカード

マイルの貯まりやすさ ★★★★★
管理費 ★★☆☆☆
カード会社の信頼性 ★★★★★
エキスパート性 ★☆☆☆☆

ポイント還元率で考えれば、メインカードはこのカード一択でしょう。マイペイす・リボを設定すれば、毎月ボーナスポイントがもらえるだけでなく、年会費も割り引かれるので、登録は必須です。さらに、年会費が高い代わりに、他のANAカードでは必要なマイル移行手数料が無料なのも大きいですし、飛行機をよく利用される方であれば、空港のカードラウンジが無料という点も魅力だと思います。

スーパーフライヤーズカードをもらうために修行する人であれば、ANAマイルからSKY コインへの交換レートが優遇されるところも重要でしょう。スーパーフライヤーズカードに切り替えるタイミングでゴールドにしようとしても、審査で落とされるリスクがありますから、あらかじめゴールドカードを持っておくという意味からも、早めに作っておくのがいいと思います。仮に落とされたとしても、実績を作ってから再度申し込めばいいだけですからね。

年会費だけで年間1万円ほどかかるのは確かに少ない金額ではないですが、その金額を払っても損がないと思わせてくれるほど、ANA VISAワイドゴールドカードを持つ価値は大きいと思います。毎年継続のボーナスマイルをもらえるほか、ANA便に搭乗するたびにボーナスマイルももらえます。特に、通常のANA VISAカードを利用し、毎年マイル移行手数料を支払っている方だと、絶対にゴールドに移行した方がお得です!

カード会社の信頼度で言っても、天下の三井住友カードですから、信頼性は抜群です!ウェブサイトも非常に使いやすく、他のカード会社には見習ってほしいです。

オールラウンダ―なカードなので、特定の分野に強いということは特にありませんが、逆に何に使っても高還元率とも言え、電子マネーのチャージや年金の支払い時にポイントが貯まらないという弱点はありますが、それはサブカードで補える部分なので、大きなマイナスにはならないと思います。

ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカカード

マイルの貯まりやすさ ★★★★☆
管理費 ★★★☆☆
カード会社の信頼性 ★★★★☆
エキスパート性 ★★★☆☆

メインカードにするのには少し弱いですが、ゴールドカードは年会費が高すぎるし、カードも複数枚持ちたくない、という方であれば、メインカードにしてもいいカードだと思います。マイルの貯まりやすさでいうと、同じANAカードでもVISAブランドほどではありませんが、それでもANAカードとして最低限の還元率はあります。それよりも、何と言ってもこのカードの最大の魅力はメトロポイントです。各種ポイントサイトからANAマイルにポイントを交換する時に、このメトロポイントを経由することで非常にいいレートで交換できるんですね。その高還元率は、メトロポイントが貯まるクレジットカードの中でも、ソラチカカードだけの特典っていうのもポイントですね。

あと、PASMOが搭載されているので、首都圏に住んでいる人であれば、さらに便利に使うことができます。東京メトロに乗ると、そのたびにメトロポイントも貯まりますしね。

私の場合、ソラチカカードを使うのは、メトロポイント経由でポイントをマイルに交換する時と、たまに東京に行って東京メトロに乗る時くらいで、それ以外はほぼ使いません!ほぼ持っているだけのカードです。それだけでも年会費を払う価値があるのがソラチカカードなんですね。そのため、ポイントのマイル移行は5マイルコースにしています。10マイルにして年間5000円払う価値があるほどポイントが貯まりませんからね。

カードはJCB発行ですので、信頼性は問題ありませんが、海外に行って使うことを考えると、VISAやMasterに比べると少し弱いかもしれません。実は国内でもVISAより使える店が少ないイメージもありますが・・・。

メトロポイント以外、特にこれといった独自性はないですが、VISAと違い、国民年金の支払いでポイントが貯まるのは、国民年金加入者の方にとっては見逃せないポイントだと思います。一般的な会社員や公務員の方には関係ない話ですが・・・。

このカードは、カードの利用自体ではなく、メトロポイントをANAマイルに交換するために持つカードだと言えます。特に、ポイントサイトを利用してANAマイルを貯めたいと考えている人には必須のカードでしょう。

ライフカード

マイルの貯まりやすさ ★★☆☆☆
管理費 ★★★★★
カード会社の信頼性 ★★★★☆
エキスパート性 ★★★★★

このカードは、ポイント還元率の低さから、普段使いには向いていませんが、年会費が無料なのはサブカードとして最適ですし、何と言っても誕生日月のポイントが5倍になることから、ANAマイルを貯めるうえでは絶対に持っておきたいカードです。

電子マネーへのチャージでポイントが貯まるのは大きな強みですが、nanacoへのチャージでポイントがほとんど貯まらなくなったのは非常に痛いですね。それでも、SMART ICOCAやau WALLETへのチャージができますので、誕生日月での利用のためだけにでも持っておいた方がいいでしょう。

あと、ポイントの有効期限が比較的長いところと、100円利用毎にポイントが貯まるのも、地味ですがサブカードとしては魅力的なところだと思います。

ECナビカードプラス

マイルの貯まりやすさ ★★★☆☆
管理費 ★★★★☆
カード会社の信頼性 ★★★☆☆
エキスパート性 ★★★★☆

このカードは、ほぼ、電子マネーへのチャージ目的だけで使っています。nanacoへのチャージや、誕生日月以外のSMART ICOCAへのチャージには最適だと思います。実際のところ、100円利用あたり約1マイル貯まるカードなので、ANAカード以外で考えると、還元率はかなり高い方だと思いますが、ANAカードを保有している限り、普段使いで利用することはないと思います。

年会費は、年度内にカード利用があれば無料なので、保有コストはほぼゼロです。あと、カードを利用すればポイントサイトのECナビの会員ランクに影響するので、ランクが上がればECナビ利用時のポイント獲得数が増えます。

難点は、ポイントの有効期限の短さと、貯まったポイントをECナビポイントに交換する時の交換単位の高さでしょう。最低交換ポイント数が10万円利用でもらえるポイント数なので、頻繁に電子マネーへのチャージをしないと、せっかくのポイントが無駄になってしまいます。このカードは、nanacoやSMART ICOCAを継続的に使っている人以外は持ってもしかたないかなと思います。

まとめ

今回は陸マイラーはどのカードを持つべきか、という視点でカードを紹介しましたが、まとめるとこんな感じでしょうか。

メインカード

ANA VISAワイドゴールドカードで決まりでしょう。年会費は確かに安くはないですが、それを払う価値は十分にあると思います。カード利用だけでなく、毎年の継続ボーナスマイルや、搭乗のたびにもらえるボーナスマイルを考えても、絶対に持っておきたいカードです。

サブカード

ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカカードをおすすめします。支払いに使うことはほとんどないかもしれませんが、PASMOとして使えますし、何と言ってもメトロポイントがこのカードの最大の魅力です。メトロポイントのためだけに年会費を払う価値があると言っても過言ではないでしょう。

サブのサブ

年会費が無料で、誕生日月のポイントが5倍のライフカードも持っておくべきカードでしょう。このカードも普段は使わず、誕生日月だけの利用にはなりそうですが、ポイント5倍は非常に魅力的なので、誕生日月前後に予定している買い物は、極力誕生日づくにまとめて決済するようにすれば、かなりのポイントを稼げるのではないでしょうか。

一部の人にはおすすめのカード

電子マネー、特にnanacoやSMART ICOCAをよく利用する人は、ECナビカードプラスも持っておきたいところです。年間1回の利用があれば年会費は無料になるので、コストはかかりませんし、陸マイラーとしては登録しておきたいECナビの会員ランクにも影響がありますから、頻繁に電子マネーを利用する方だと、持っておいて損はないと思います。特に、そんなに知名度が高いカードではないので、ライフカードのようにnanacoチャージ時のポイント積算が減るようなことは、近い将来にはないんじゃないかと個人的には思っています。

他にも、ANA AMEXANA Suicaカードもありますが、いずれも使い勝手があまり良くないので、個人的にはここで挙げた4枚がもつべきカードではないかと思います。

とはいえ、最終的にはそれぞれの方の利用傾向や好みの部分が大きいので、ご自身の気に入ったカードを見つけていただくのが一番だと思います。このブログがカード選びに少しでも役に立てばと思います。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス