ANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話 その2
こんにちは、ほしとです。前回はANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話の序章でしたが、今回はその続き、実際に飛行機に乗るところまで書きたいと思います。
目次
まずは前回のおさらいから。 詳しくは前回の記事をご覧ください。 特典枠で予約しようとしたものの、往路が空席待ちとなったため、最終的には経路を変更して予約したって話でした。座席は往復ともに念願の1Aに☆ 実際の旅程はこんな感じです。 本当は誕生日当日に伊丹―成田のNH2176に乗っていけばいいんですけど、少しでも長くスイートラウンジにいたかったというのと、Zカウンター(通称Z小屋)でチェックインしたかったっていうのが理由で前日の仕事終わりに東京入りすることにしました。 では、まずはその出発の様子から…。 まずは最初の便、関空から羽田に向かいます。 仕事終わりにそのまま関空へ向かうため、多少遅くなってもいいように、関空発の最終の羽田行を予約していました。国際線の特典航空券の国内区間であれば、当日出発空港で空席があれば、早い便に変更可能なので、早く着いたら早い便に変更しようと思ってました。 しかし、仕事が思ったより長引き、同僚からも真剣に心配される有様でした(汗)周りには、今回のあほな旅行を言いふらしてあったんで、乗り遅れたらただの笑いものになるところでしたが、何とか間に合い、関空へ。荷物は楽天プレミアムカードの特典で、成田まで無料で宅配してもらっていたので、ほぼ手ぶら。職場にも荷物を持ち込まなくて済んだんで、本当に楽でした。 仕事が思ったより長引いて、もう間に合わへんかと思った😅やり忘れたことがないか心配(笑)前回のおさらい
関空出発から出国まで…
NH100
早く着いたら早い便に変更しようと思ってましたが、間に合うかな。 pic.twitter.com/HAhQQiljDw
結構ギリギリに関空到着。前便への変更を試みたものの、満席でした…。仕方ないので、予定通りの便で、プレミアムクラスに変更。せっかくのファーストクラスの旅なので、ちょっと贅沢しました。まあ、ヒューストン―ワシントンのユナイテッド区間はエコノミーですけどね!
翌日の成田―ヒューストンの分も発券しておきましょうか?って聞かれましたが、(あんなペラペラのしょぼいボーディングパスはいらないんで)関空―羽田だけで!ってお願いしました(笑)
ちなみに、国際線航空券の国内線区間をアップグレードすると、アップグレードの料金は免税扱いになります。カウンターの方にも免税ですよって言われたんですが、アップグレードポイントを使いました。はじめは44ポイントあったのに、今回使ってあと4ポイントしかないんですけど(汗)まだ来年の3月まであるのに、あとプレミアムクラスへのアップグレード1回分のポイントしかないです…。
関空に早く着いたらぼてぢゅうに行こうと思ってましたが、全くそのような時間はなく、ANAラウンジへ。NH100はいつも遅れるんですけど、この日も平常通り遅延です。その分ラウンジでちょっとゆっくりできたんで、結果オーライでしたが。
さて、ラウンジで搭乗開始を待ってる間にちょっとしたした事件が。全然気づかなかったんですけど、ボーディングパスに PLT NH*Gって書いてあるんですよ。ん?PLT…。プラチナ?私、一応ダイヤモンド会員なんですが…(汗)だからこそ、今回の企画があるわけで(笑)
プラチナに降格になりました😊 pic.twitter.com/PRgSVqq1LT
— ほしと@63357PP (@hortsh) 2019年8月6日
ラウンジの受付で聞いてみたら、ステータスはダイヤだから、優先搭乗はグループ1で問題ないとのこと。なんでこんなことになってるのか聞いてみると、予約した時はプラチナだったかと聞かれたんですけど、満を持してダイヤになってから予約したんで、そんなことはない、国際線の国内区間だから、どっちにしても自動的に変わるんじゃないのか?と確認しても、国際線のことはわからないって回答でした。国内線のラウンジですからね。
公式には問い合わせていないので、結局、理由は不明なんですが、おそらく、予約時点でダイヤになってたものの、システム上の変更が間に合っておらず、プラチナのままだったのかなと思います。だとすると、国際線航空券の国内区間もステータスの変更を申し出ないと変更されないのかもしれません。スルーで手荷物預けてたらどうなってたんでしょうか…。
ラウンジを出てゲート前に来ましたが、中国人だらけ。いつもこの時間の便、やたらと中国人のお客さんが多いんですが、旅行会社が押さえてる便なんでしょうか?大阪観光した後、夜に東京に移動、って感じですかね。
遅延してましたが搭乗開始。注目は音ですね!ゲートを通る時の音がダイヤなのかプラチナなのか。実際通ってみた結果…、プラチナでした(笑)そりゃそうですよね、PLTって書いてますもん。
「お前プラチナのくせになにえらそうにグループ1で搭乗しとんねん!」って突っ込まれないように、左手にはがっちりとダイヤモンドメンバーのステータスカードを握りしめ、職員の方にチラ見せしてゲート通過。小心者なんです(笑)
さて、無事に搭乗し、少々遅れたものの、無事出発!ランウェイ06Rから離陸し、そのまま大阪と奈良上空を突っ切って東へ。プレミアムクラスだから食事が出ます☆彡でも、早く食べないとあっという間に降下し始めるんで、ぱっぱと食べます。
食べ終わると降下を開始し、羽田のランウェイ22へ着陸。午後11時ごろ、スポットに到着しました。
実はこの夜、所用があったので夜はホテルを取らずに徹夜!なかなかハードな旅です…。
夜が明け、成田へ
さて、朝になりました。誕生日の、そしてファーストクラスに乗る朝です!成田へはリムジンバスで向かいます。今回利用したのは、THEアクセス成田です。銀座発東京駅経由の成田まで1000円!安いです!一部座席は事前にネットから予約できるので、満席で乗れないという心配もありません。
成田空港行きは夕方までですが、その後は成田空港周辺のホテルへ向かう便が運行されてるんで、成田で宿泊を予定されている方には便利だと思います。
銀座の数寄屋橋交差点を出発し、我らがANAの発着する成田空港第一ターミナルまでは1時間25分です。第三ターミナルだったら1時間10分ほどで到着します。結構速いですね!
徹夜なので、バスで少しだけ眠り、気づけば成田に到着。ほとんどのお客さんは第一ターミナルまでで降りてましたが、やっぱりLCCを使う人がよく利用するバスなんでしょうかね。
午前7時過ぎに到着。送っておいた荷物を受け取り、いざZ小屋へ!しかし…。
早く着きすぎてまだZ小屋は開いてませんでした😅
— ほしと@63357PP (@hortsh) 2019年8月6日
いつになく緊張してます😂 pic.twitter.com/3CsrxR5xBh
まだ手荷物検査場も開いてませんでした。成田空港の朝は意外とゆっくりなんですね。こんなに早く来たことがなかったんで知りませんでした。通常のカウンターは7時から、Z小屋は7時半から営業です。Z小屋からは直接手荷物検査場に行けるため、検査場オープンの時間と合わせてるんでしょうね。
Z小屋の前でしばらく待ち、時間になったのでいよいよチェックインです!
いよいよチェックイン!その時まさかの展開が…
まだ早朝なので、お客さんは全然いません。Z小屋に来るのは2回目ですが、前回は伊丹で発券された(ペラッペラのしょぼい)ボーディングパスをしっかりとした紙のボーディングパスに交換してもらうために寄っただけだったので、Z小屋では初のチェックインです!
カウンターの方にEチケットの控えとパスポートを渡し、チェックインです。おしぼりがいただけるので、手を拭いていると、横から別の方が。この方が、私にとっては女神となるのでした。失礼ながら、以下Aさんと呼ばせていただきます。
最初は普通に手荷物のタグをつけてくださってたんですが、その後「お誕生日おめでとうございます!」と言ってプレゼントとメッセージカードをくださいました☆最初はいらっしゃらなかったということはですよ、誕生日のほしとがやってきたのを察知して出てきてくださったってことです。
なんでわかったんでしょ?(笑)まさか、ほしとの特徴がANAのデータベースに登録されていて、Z小屋に入った瞬間にセンサーが検知して、そのAさんに伝わったとか(((゜Д゜;)))
んなわけないですね(笑)正確にはわからないですが、最初にEチケットの控えを渡した段階で、何らかの合図をされたんだと思います。Z小屋でのファーストクラスの搭乗手続きってことで舞い上がってたんで気づきませんでしたが(笑)真実はANAのみぞ知るです。
プレゼントはスイートラウンジでもらえるものだとばっかり思ってんたんで、突然でびっくりし、ろくなリアクションもできずに申し訳なかったと思います…。Aさんは、「メッセージは恥ずかしいので後で見てくださいね!」なんてかわいいことをおっしゃられてました。こういう時に素敵な返しができる人間になりたいです(泣)微妙にコミ障なもんで…。
そんな舞い上がってるけれどもうまくそれを表現できずにいるほしとに対して、Aさんは今回の旅の目的を聞いてくださったんです。ここでうそをついてもしかたないんで、正直に誕生日にファーストクラスに乗りたかった!って恥ずかしながら白状したんですが、同時に本当は往復ともワシントン直行がよかったが空席待ちが取れずにヒューストン経由に変更したことをお伝えしたんです。そうすると、Aさんから信じられない言葉が!
「ほしと様がもしご希望であれば、ワシントンの直行の2便に変更できるか確認しましょうか?」
全く想定していなかった提案で、はじめは2便(NH002)の意味がわからないほど動揺してました(笑)そんな突然変更してもらえるなんてこと普通あります?そりゃダイヤモンドメンバーには、必殺の当日アップグレード(2倍のアップグレードポイント要)がありますけど、それはあくまで同じ便ですし、他の便の予約、しかも別航空会社の便も含まれてる旅程を出発直前に、全くそんなことしてやる必要もないのに変更してくださるなんて、想像もしていませんでした。
実際、かなり特別な対応のようで、「お誕生日プレゼントということで…」とおっしゃられていました。もうプレゼントはもらってるのに(笑)せっかくのご提案なので、混乱した頭で、特にヒューストンで予定がないこと、乗継便のユナイテッドに乗らないといけない理由が特にないことを自分自身に確認し、変更をお願いしました。
実際に変更可能か関係各所に確認してくださるとのことで、しばらくソファーに座って待っててほしいとのことで、おとなしく座ってお待ちしてました。
待つこと数分…。Aさんが笑顔でいらっしゃり、無事に変更できましたと教えていただきました!座席はどこがいいかと聞かれたので、1Aは埋まっているとのことで、2Aをお願いしました。
Z小屋で誕生日プレゼントとメッセージカードをいただきました✨でも、本当のプレゼントはそのあとでした。
— ほしと@63357PP (@hortsh) 2019年8月6日
元々の予約はヒューストン経由のワシントン。直行が取れなかったから経由にしたっていう話をしたら、なんとワシントン直行に変更していただけました😭座席は1Aが埋まっていたので2Aに。 pic.twitter.com/JkptuGFCyI
あらためてチェックインの手続きをしていただいている間にAさんとお話ができたので、ワシントン到着が夜の予定だったのが昼前到着になるので、ワシントンで誕生日を満喫できることのお礼をお伝えし、ずっとNH001の1Aに座りたいと思っていて、事前にリクエストをお願いし、今回の旅でそれが実現するのが本当にうれしいとお話しました。
それに対して、Aさんは1Aは体の不自由な方が使いやすい席ということもあり、事前には簡単にアサインしないとお話してくださった上で、「座席は残念ながら2Aですけど、2便の2Aできれいにそろいましたね」と言ってくださったんです。当初のヒューストン線と同じ1Aではなく、座席が2Aになったのでほんの少しだけ残念な気持ちもあったんですが、このひと言でそんなことはどうでもよくなりました。
NH1の1Aに座るのが憧れで、今回それが実現するってお話をしたら、NH2は2Aできれいに揃いましたねと言っていただいて…。
— ほしと@63357PP (@hortsh) August 6, 2019
まだメインはこれからですが、本当に今回の旅を計画してよかったです。
朝から泣きそう😭
もしかしたら、私の話し方で座席のことで少し残念に感じているというのが伝わってしまったのかもしれません。わざわざリクエストまでかけていただいてアサインしていただけた誕生日に乗るファーストクラスの1Aですから。そういう部分も含めて、1Aに座れるということが本当にうれしかったというのが本心です。
でも、Aさんからいただいた言葉のおかげで、多くの方が動いてくださって変更していただけたNH002、その2Aに誕生日に座れるなんて、それ以上素敵なことはないなとすぐに思えました。想定していなかった出来事でまだ頭は混乱していた状態だったように思いますが、たったひと言でそれが晴れて、本当にいよいよ乗れるんだなと実感できたのもこの時でした。
純粋にすごいなと思いました。いろんなお客さんがいると思いますが、相手の考えていることや今の気持ちを瞬時に判断して、適切な言葉をかける。簡単なことではないと思います。それができる方だからこそ、Zカウンターにいらっしゃるんでしょうけど、すごく自然体なのに、一瞬の隙も見せない対応は、個人的にはすごく勉強になりました。
字だけを読んでも、ほしとは何を言ってるのか?と思われるかもしれません。でも、それでいいんです。あの時、私が感じたこと、それがすべてですから。
本当の意味での旅のスタートは自宅を出るときかもしれません。でも、日常から非日常へ切り替わるのは空港だと思います。その空港で、出発前にまず立ち寄るところ。まさに旅のスタート地点です。そのスタートで嫌なことがあると、旅自体が嫌な思い出になってしまうこともあるでしょう。それだけ人間の感情は物事の捉え方に影響を与えるものだと思います。
ほしとのダイヤモンドメンバーとして誕生日にファーストクラスに乗る旅は、全く想像もしていなかったほど素晴らしいスタートとなりました。
通称Z小屋(でも屋根はない)での出来事が、この旅の方向性を決定づけました。私は感情で動く人間なんです。プレゼントやメッセージカードをもらったこと、ワシントンへの直行便に変更していただけたこと、それももちろんすごくうれしかったです。でも、それ以上に、たったひと言が私には響きました。
恥ずかしながら、ちょっと泣きそうでしたからね。さすがに泣き出したら完全に変なおっさんやと思われるんで、何とか我慢しましたが(笑)
理由をうまく言葉で説明するのは難しいですが、私の気持ちにすごく配慮してくださってるのがすごくうれしかったんです。別に特別な対応なんか求めてないんです(でも誕生日のお祝いはしてほしい)。
この出来事は、今回の旅の中で最もうれしい出来事だったと思います。そのうれしさは、その瞬間だけではなく、旅の間、ずっと続きました。
考えてみると、もし当日に伊丹から飛んできていたら、こんなことも起きなかったわけです。Zカウンターでチェックインしたいという純粋な(そして、スイートラウンジに一秒でも多く滞在してお祝いしてもらいたいという下心丸出しの)思いが、この出来事のきっかけになったんだとすると不思議な感じですね。本当に、前日入りを選択してよかったです。
さて、そんな素敵な言葉をいただいてからしばらくして、搭乗便変更の準備ができ、別の方に搭乗券を持ってきていただきました。ただ、Aさんは少し離れたところにいらっしゃったため、最後にお礼をお伝えできなかったんです。それが今でも心残りです。
こんな弱小ブログを見ていただいているわけはないんですが、この場で御礼申し上げます。あの時Aさんにご対応いただいたことで、私の旅はより素晴らしいものとなりました。本当にありがとうございました。
えらく長々と書いてきましたが、まだ出国もしてません(笑)でも、この出発前の出来事が、私にとっては一生の思い出となるものだったんです。この後も本当に素敵なことがたくさんありましたが、そのすべての始まりはチェックインの時のこの出来事でした。
これ以上はないといことで、ANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話は終わり!
え?まだ乗ってない?
だってね、私の言いたいことはすべてここに詰まってるんですよ。もうこれだけで、この旅をしてよかったって思えるほどだったんですから。
半分本気、半分冗談ですが、ネタはまだまだあるうえに、帰国の時にも成田空港でまさかのサプライズがあったので、それについても書かないといけないですね。
どんだけひっぱっとんねん!はよ乗れや!って叱られそうですが、次回こそは乗りますので、もう少々お待ちください…。
次回予告!
はい、次回は絶対に乗ります!(笑)次回は出国からスイートラウンジ、NH002搭乗時の出来事について書きたいと思います。
すぐには書けないかもしれないですが、お楽しみに!