青い翼を追いかけて ~とある飛行機好きの旅日記~

国内外の旅行記やマイル、ポイントの貯め方の紹介など

ANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話 現地編その1

こんにちは。ほしとです。昨年末以降、ブログ上ではワシントン・ダレス空港にとどまり続けてることになっているので、そろそろ街へ移動したいと思います…。

今回は誕生日にファーストクラスに乗った話の続きです。ダレス空港から市街地へのアクセスや、泊まったホテルについてもご紹介したいと思います。なお、運賃等は2020年5月現在の情報で変更される可能性がありますので、ご自身でご利用される際は最新の情報をご確認ください。

空港から市街地へ

空港から市街地への移動方法はいくつかありますが現時点で電車は乗り入れていません。私が利用したものも含めてワシントン中心部への移動方法をご紹介します。

Metrobus

これはいわゆるリムジンバスではなくMetrobusという普通の路線バスで、ダレス空港からRosslyn駅を経由してワシントン中心部のL'Enfant Plaza駅までを結んでいます。2020年5月現在、運賃は7.5ドルです。所用時間は時間帯によって違い、50分から1時間10分ほどです。本数は1時間に1~2本。安く行けるのが魅力ですね。

運賃の支払いは現金(おつりなし)もしくはSmarTripというICカードが利用できます。SmarTripについては後ほどご紹介します。

Metrobus webサイト

地下鉄連絡バスと地下鉄

運行頻度でいうと、連絡バスと地下鉄の組み合わせが便利です。シルバーライン・エクスプレス・バスという地下鉄連絡バスで地下鉄シルバーラインのWiehle-Reston East駅まで行き、そこから地下鉄シルバーラインに乗り換えて市街地に向かいます。運賃は連絡バスが5ドル、地下鉄は乗車区間・時間帯によって運賃が変わり、2ドル~6ドルです。

シルバーライン・エクスプレス・バスの運賃はダレス空港で支払います。空港着の時も同様です。支払は現金のほか、クレジットカードも使えるので、現金が全くなくても問題ありません。ただ、Metrobusや地下鉄で使えるSmarTripは使えないのでお気をつけください。

地下鉄シルバーラインに乗車する際はSmarTripの購入が必要です。券売機で購入できるのですが、購入の際にカード代金2ドルとチャージ8ドル分の計10ドルが必要で、日本の地下鉄のように乗車区間分の運賃だけあればいいわけではないので、注意が必要です。チャージの8ドル分以上乗車するのならいいのですが、それ以下しか乗らないのであれば、もったいないことになります…。8ドル以上乗る分にはチャージができるので問題ありません。なお、払い戻しはできないのでご注意ください。

さて、所要時間ですが、連絡バスが15分ほど、そこから地下鉄でワシントン中心部までが45分ほどです。最低でも合計で1時間少しくらいかかると思っておけばいいと思います。運行頻度は連絡バスが15分から20分間隔、地下鉄が8分から20分間隔です。

地下鉄 webサイト

Megabus

アメリカの長距離バスの会社ですね。安いことで有名らしいです。ダレス空港からはワシントンのユニオン駅まで出ているようで、チケットはMegabusの公式サイトから買えます。試しに運賃を検索してみたところ、手数料等込みで往復42ドルほど…。あまり安くないですね。本数も私が調べた限りは1日1本しかなく、ワシントンへのアクセスとしての使い勝手は全くよくなさそうです。

ただ、ダレス空港からワシントン以外の都市に行く場合には使える可能性があるので、そういう方は利用価値があるかもしれません。

そのほかの交通機関

そのほかの選択肢としては、タクシー、Uberなどの配車サービス、ご自身で運転できるのであればレンタカーもあります。いずれも荷物が多ければ便利だと思いますが、ワシントンまでの距離を考えるとタクシーやUberは金額がかなり高くなると思います。レンタカーは車が必要な方しか使わないと思うので、ほとんどの方は選択肢に入らないでしょう。

ワシントンのホテル

外国には日本のビジネスホテルのようにきれいで安くて設備も整っているというようなホテルは少なく、高級なシティホテルか安宿、ドミトリーという感じで極端なんですよね。そのため、一泊の宿泊費が1万円を切るようなホテルはなかなか見つかりません。

それはワシントンも同様で、どのホテルも1泊100ドル以上と、なかなかの金額でした…。Airbnbだったらもっと安いとは思いますが、旅慣れていない人にはなかなかハードルが高いと思います。

ワシントン観光であれば、ワシントンD.C.内ではなく、ヴァージニア州のホテルも十分選択肢に入ります。国防総省本庁舎のペンタゴンも、実はD.C.ではなく、ポトマック川を渡ったヴァージニア州側にあります。

私はホテルグループのIHGのスパイアエリート会員(ANAダイヤのおかげ)なので、IHG系列のホテルで探していたのですが、ワシントンD.C.周辺にはかなりたくさんホテルがあり、もちろんグループ最上級のインターコンチネンタルもあります。ホワイトハウスのすぐ近く人あるんですが、さすがに高すぎて手が出ません…。今思えば、せっかくの誕生日なんだから奮発してもよかったかなって思わなくもないですが。

今回私が選んだのが、Crown Plaza Crystal City Washington, D.C.です。名前にワシントンD.C.って入っていますが、実際にあるのはバージニア州です。地下鉄に乗ればD.C.に一本で行けるほか、すぐ近くにロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港があるので、アクセスは非常によく、ナショナル空港まではシャトルバスも出ています。旅行にもビジネスにも使える便利な立地ですね。

今回、私がこのホテルを選んだ理由は主に、宿泊費が手軽だったこと、ワシントン中心部まですぐ行けること、空港がすぐ近くだということの3つです。やっぱり飛行機好きとしては空港の近くに泊まりたくなります。

ホテルは地下鉄の駅から近く、駅前にはショッピングセンターがあるほか、少し歩くとペンタゴンシティというショッピング街もあり、非常に便利な場所です。ペンタゴンシティはその名の通り、国防総省本庁舎のそばにあります。

空港から移動

では、ダレス空港から移動です。なお、以後、しばらく写真はありません…。

連絡バスと地下鉄で移動します

私はシルバーライン・エクスプレス・バスに乗って地下鉄の駅まで行くことにしました。

乗り場は到着階(中2階)のドア4で、ターミナルのちょうど中央付近です。そこに有人のチケットカウンターがあり、そこで現金、もしくはクレジットカードで運賃を支払います。

しばらく待つとバスがやってきました。乗客は私以外には数名でガラガラ。普通の路線バスなので、快適ってほどではないですが、混んでいなかったので楽に過ごすことはできました。

15分ほどの乗車時間ですが、走り出して少し経つと、線路らしきものが見えてきました。ただ、そこからも延々走り続け、駅に着く雰囲気はありません。結局かなり走ったところで駅が見えてきて、地下のバスターミナルに入ってWiehle-Reston East駅に到着。調べてみると、地下鉄シルバーラインがダレスまで延伸予定で、その工事だったようです。最新の情報では2021年春の開業ということですが、こんな世の中ですから、どうなるかはわかりませんね。

いずれにしても、地下鉄がダレスに乗り入れるとかなり便利になるのは間違いないので、期待したいです。私が次回ワシントンに行く時にはできているでしょう!

地下鉄の乗り方

券売機の写真を撮ったかなと思ってたんですけど、見つからないので、旅行される方は旅人のバイブル、地球の歩き方をご覧ください(笑)

券売機で買えるのはSmarTripというICカードのみで、カード代2ドルを含む10ドルのカード、もしくは乗り放題のパスがあります。私はあまりたくさん地下鉄に乗るつもりがなかったので、10ドル払ってカードを購入しました。まだ現物を持ってるはずなんですが、行方不明なので写真はなしです…。

このSmarTripカードを一度買うと、あとからチャージができます。券売機の種類によっては現金じゃなくクレジットカードでもチャージできるので、小銭がなくても安心です!チャージの単位も1セントか5セントか15セントか忘れましたけど、細かく設定できるので、上手にチャージできれば、余らせずに済みます。

その購入したSmarTripや乗り放題パスを自動改札にタッチするとゲートが開いて改札を通過できます。降りるときも同様です。

気をつけたいのは、時間帯によって運賃が違うことです。平日の始発から午前9時半までと午後3時から午後7時までは運賃が高く設定されています。それを考慮してチャージしておかないと、降りるときに金額が足りなかったということになるかもしれないので、時間はよくチェックしておきましょう。

地下鉄で移動

さて、シルバーラインに乗って移動です。地下鉄といっても、郊外区間は地上に出ているところもあり、Wiehle-Reston East駅からしばらくは地上、というかモノレールのように高いところを走りました。

私の目的地はCrystal City駅。途中のRosslyn駅でブルーラインに乗り換えます。この乗り換えですが、日本とは少し違い、乗り換えができる駅とできない駅があります。どういうことかというと、同じ駅に複数の路線が乗り入れている場合、日本ではお互いに乗り換えできるのが普通ですが、アメリカではそれができません!同じ駅には乗り入れていても、改札を出ないと乗り換えできないので、その都度運賃がかかるんです。

一部に乗換駅が設定されていて、その駅は改札内で乗り換えができるので、通し運賃で乗車可能です。ワシントンの地下鉄の場合、路線図を見ると乗換駅が分かるようになっていて、◎で表示されています。

ワシントン地下鉄路線図

乗り換えの時はよく路線・行先を確認しないと全然違うところに行ってしまう可能性があります。色の名前がついている割には、日本の地下鉄のように車体が分かりやすく色分けされているわけでもなく、頼りはホームと車体の行先表示だけ。乗り換えの際は時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

車内には路線図や停車駅が表示されるスクリーンがあったので、降りる駅がわからないということはありませんでした。もちろん車内アナウンスもありますが、初めて見る地名はなかなか音で聞いてもわからないので、そこは便利だと思いました。

私が利用した時は一部路線で工事を行っていて運休になっており、代わりにバスが走っていたので、工事情報にはご注意ください。日本だと運休にしてまで工事を行うことってめったにないと思うんですけど、海外だとけっこう頻繁にあります。昔オランダに住んでいた時、オランダやベルギーの鉄道が工事で遅延・バスで代替輸送っていうのがしょっちゅうあり、出かける前には必ず情報をチェックしていました。旅行先で突然そのような事態に巻き込まれると大変だと思うので、事前にチェックしましょう。

ホテルに到着

乗り換えも無事にこなしてCrystal City駅に到着しました。駅を出ると、バスはこっちだよと言われましたが、ちょうどこの先のブルーラインの区間が工事で運休になっていて、その代替輸送のようでした。違うよって顔だけしてホテルに歩いて行きます。

歩いて数分でホテルに到着。時間は12時ごろだったと思います。ダレスに到着して2時間ぐらいでした。

クラウンプラザ外観


スパイアエリートってこともあって、アーリーチェックインです。フロントでは、ステータス会員ってことでいつもありがとうとか、このホテルは初めて?とか聞かれて話したような気がしますが、あんまり覚えてません(笑)そりゃ、かれこれ9か月も前の話ですからね…。

お部屋に到着。スパイアだからアップグレードされてるはずですが、よくわかりません…。でも、ベッドはキングサイズで快適です。部屋は高層階をリクエストして、実際そうだったんですが、外を見ても隣のビルしか見えませんでした…。

部屋


洗面所とシャワーはこんな感じでした。

洗面所

シャワー


予約の時に誕生日の記念の旅です!って伝えておいて、IHGのアプリでも宿泊の目的を誕生日にしてたので、若干期待してたんです。なにかちょっとしたお祝いでもないかなって。ANAさんにあれだけ盛大に祝ってもらった後だったということもあり、ほんのちょっとだけ期待してお部屋に入ると…

なにもありませんでした!(笑)そうだろうなとは思っていましたが、ちょっと残念…。インターコンチネンタルなんかに泊まったらちょっと違うのかもしれませんけどね。立地から言っても完全にビジネス向けのホテルなので、そもそも期待する方がいけないんだと思います。

ということで、若干傷心の状態ですが、まだお昼なのでお出かけします。出発の前日の朝からほぼ寝ずに徹夜でファーストクラスに乗り、機内でも数時間しか寝られなかったのでほぼ2日間ほとんど寝てない状態ですが、旅先なのでやたら元気でした。

ワシントンの街へ向かおうということで、地下鉄だったら早くて楽なんでしょうけど、私はレンタサイクルを選びました。これがワシントン観光に最適なんです。

次回予告

今回はダレス空港を出発してホテルに到着するまでをちょっとした旅行ガイドも交えつつお伝えしましたが、次回はワシントンの観光と、観光にもってこいのレンタサイクル、というよりシェアサイクルですね。それの詳細をお伝えします。ワシントン旅行をお考えの方にはぜひ見ていただきたいです!

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス