青い翼を追いかけて ~とある飛行機好きの旅日記~

国内外の旅行記やマイル、ポイントの貯め方の紹介など

ANAが電力事業に参入!ANAでんきのメリットとは?

こんにちは、ほしとです。ファーストクラスの旅はいったんお休みして、今回は最近始まったANAでんきについてご紹介しますね。

そもそもANAがなんで電気事業に参入するのかってところからわからない方も多いと思いますが、そのあたりも含めて解説します。

ただ、電力切り替えはご自身の責任においてご判断ください。この記事をご覧になって行動した結果生じた損害に関し、私は一切の責任を負いません。

かなり長いので、目次を見て読み飛ばしていただくのがいいと思います。

目次

ANAでんきとは

まずはANAでんきについてご紹介していきます。

ANAが電力事業に参入する理由

実は、私は今回の発表の前からANAが電力事業に参入するのを知っていました。なぜかというと、アンケートがあったんです。ANAが電力に参入した場合、どんな特典があれば切り替えますか?っていう内容で、ANAでんき契約の特典もその時のアンケート内容がほぼそのまま反映されています。

いろんな新規事業がある中で、なぜ電力なのかという点ですが、理由は簡単です。初期投資ほぼなしで、現金が手に入るからです。しかも、航空事業と違って何もしなくても電気は売れるので、財政面での安定につながります。良いところに着目したなって思いました。

もちろん、電気を売った金額が丸々ANAの収入になるわけではなく、ANAでんきを利用した我が家は電気代が毎月1万円だから年間12万円ANAの売上げに貢献している、ってことにはなりません。詳しくは次にご説明しますね。

ANAでんきの仕組み

まずはANAでんきがどのような仕組みになっているのか簡単に説明しますね。

どうやって発電するのか

ANAが電力を販売するって、どうやって発電するの?って疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。実は、飛行機には発電機を搭載してるんです。普段はエンジンを回す時に同時に発電してるんですが、エンジンが停止した時にも電力供給が滞らないように、小さなプロペラが機体に付いています。緊急事態にはそのプロペラが展開され、風で回って発電するんです。最近はコックピットも電気がないと計器が表示されませんから、緊急事態に停電になったら大変なことになるわけです。

今回、ANAでんきでは、その今まで緊急時にのみ利用していたプロペラでの発電を常に行い、それをバッテリーに充電、その電気を私たちに売ってくれることになったんです。飛行機で生まれた電気が買えるなんて、飛行機好きからしたら堪らないですよね!

ってのは、もちろん嘘です(笑)緊急時にプロペラで発電するのは本当です。でも、その電気を我々に売ってくれるわけではありません。

じゃあ、今回ANAはどうやって電気を発電するのかって話ですが、結論から言うと発電しません。それどころか、厳密にいうと電力を提供するわけでもありません。

ANAでんきに切り替えても、今利用している電力会社と同じ電気を使うことになります。今、電力会社を切り替える人が増えていますが、あれはあくまでも電気を買う会社を変えているだけです。例えば、Aというスーパーで日清の小麦粉が200円で売られていました。Bというスーパーでは150円でした。あなたはどっちで買いますか?っていうのが電力会社の切り替えです。値段が違っても、ブランドが同じであれば同じ商品です。私たちが選ぶのはどこで買うのか。同じ商品少しでも安いところで買いたいなってことでスーパーBを選ぶ。これと電力会社の切り替えも同じです。変わるのは買う場所だけです。

電力小売り事業者はどこか

じゃあ、ANAというスーパーで小麦粉を買うのがANAでんきへの切り替えってことですね!って思われるかもしれませんが、違うんです(笑)今回、ANAは電気を売りません。何をするかというと、電力販売の代理店業務をするんですよ。電気を販売する会社に代わって電気契約の仲介をしますってことです。だから、先ほど電力を提供するわけではないって書いたんです。あくまでもANAは電力小売り事業者との間に入るだけです。

では、ANAでんきに切り替えた場合、どの会社が電気を販売してくれるのか。実は地域によって違います。下の表を見てください。

提供エリア 小売電気事業者
北海道電力エリア 北海道電力
東京電力エリア 東京電力エナジーパートナー
中部電力エリア 中部電力ミライズ
関西電力エリア 関西電力
中国電力エリア 中国電力
東北電力エリア
北陸電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
KDDI

地域によって小売事業者が違いますね。今回ANAはKDDIと提携して電力事業に参入したんですが、この小売り事業一覧を見て、あることに気づきました。これ、auでんきと同じなんですよ。

auでんき自体が表の小売事業者の代理店事業なので、auでんきの仕組みを丸々ANAも使うってことです。つまり、今auでんき使ってる人は特典が変わるだけで、ANAでんきに切り替えても何にも変わりません。支払いもau経由でできそうな雰囲気です。地域電力会社の従量プランを契約中の場合も、小売事業者がKDDI以外の地域は地域電力会社とそのまま契約が続くので、見た目上の支払先が変わってマイルが貯まるようになるだけで、他は変わらないということになります。

ANAとKDDIの関係について、ANAのプレスリリースでは、ANAが「KDDIからの販売委託に基づくプロモーション及び特典提供」、KDDIが「サービス提供者」ってことになっています。まあ、利用するうえでは大した問題にはならないので気にしなくていいと思います。

このことから、今回ANAに入る収入は手数料収入だってことが分かりますね。それがどれくらいになるのかが問題なわけですが…。

ANAでんきのメリット

では、ANAでんきに切り替えるメリットをご紹介しますね。

これはひとつだけです。マイルがもらえることです。では、どれくらいもらえるのかですが、ANAカード会員であれば毎月300マイル、ANAマイレージクラブ会員であれば毎月200マイルです。電気をどれだけ使おうとも、毎月固定。シンプルですね。個人的には、プレミアムメンバー向けとか、長期利用者向けの特典があってもいいかなと思います…。

さらに、2021年9月30日までに新規申し込みを完了した方には1000マイルプレゼント、さらにその中から抽選で35名に40000マイルが当たるキャンペーンも行なわれています。

電気料金は?

ANAでんきを使うとマイルがもらえるのはわかりました。では、電気代はどれくらいなのでしょうか?

電気代は単純です。お住まいの地域の地域電力会社の従量電灯と同じです。関電管内だと関電、東電管内だと東電ですね。関電管内だと従量電灯Aと同じ金額となります。どういうことかというと、早い話が個人用契約でオール電化とか電気給湯器とかの利用がない電気のみ契約している人が契約するプランと同じってことです。

もし、すでに新電力に切り替えている場合は電気代が高くなる可能性があります。

申し込みができる人

では、どういった方が申し込みできるのかを確認しましょう。

沖縄県、一部離島以外に住んでいる方

沖縄の方、残念ながら申し込みできませんorz…。auでんきは利用できるんですけどね。おそらく、沖縄電力管内のauでんきの小売事業者が沖縄セルラーでKDDIではないからだと思います。

一部離島ってどこやねんって話ですが、auでんきと同様だと思うので、下記のページをご参照ください。

電力の特殊契約をしている方

特殊契約とは具体的に、オール電化利用者、電力一括受電の集合住宅に住んでいる方、時季別プランを契約している方、法人契約の方、その他一部プランを利用の方です。

このうち、電力一括受電物件に住んでいる方は、そもそも切り替えができないと思います。それに対し、そのほかの特殊契約は切り替えはできるかもしれないですが、切り替えたら電気代がバカ高くなります!もしそういう方が申し込みした場合、やめといた方がいいですよって連絡が入るのか、それともそのまま手続きされちゃうのか不明です…。しっかり自分で契約プランを確認してから申し込みましょう。

現在電気契約をしていない人

今、どの会社とも電気契約をしていない場合はANAでんきに申し込みができません。厳密に言うとできなくはないと思うんですが、できないことになっています。その場合は、まずどこかの電力会社と契約して、その後切り替える手続きを取る必要があります。

ANAでんきに切り替えて得する人

では、どういう人がANAでんきに切り替えると得するんでしょうか。

マイル大好きな人

何よりもマイルに価値を置く方は切り替えて損はありません。電気代が安くなるよりマイルもらえる方がうれしいって人にはぴったりですね。

電気代が少ない人

今はいろんな会社が電気小売りに参入していますが、ほぼすべての会社に共通しているのは電気をあまり使わない人は安くならないってことです。理由簡単。電気を少ししか使わない人を優遇するメリットがないからです。

私の場合、働いている会社が電力小売りに参入しているので、お情けで契約してやってたんですが、今年の5月12日から6月8日までの検針期間、電気代は税抜2452.32円で、そこから12.51円割引されました。12円ですよ(笑)一人暮らしの初夏の時期ならこんなもんですよね。電気代が増える夏場や冬場だと割引額も増えますが、直近で一番高かった昨年12月9日から1月12日までの35日間で、電気代5822.79円、割引額49.91円です…。300マイルのほうがお得ですよね!

地域電力会社の従量契約をしている人

かなり少なくはなってきましたが、まだ地域電力会社の従来のプランそのままの人もたくさんいると思います。気をつけていただきたいのは、関電のなっトクパックとか、ガスセットの料金は違いますからね。あくまでも、昔ながらの電気料金から変更していない場合です。

従来型のプランを契約している場合、ANAでんきに切り替えても電気代は変わらず、マイルがもらえるようになるので、メリットしかありません。もちろん、他の電力小売事業者と比較した場合は話は別です。

損するかもしれない人

では、損するかもしれない人はどんな人でしょうか。

新電力に切り替え済みで大きな割引を受けている人

もうすでに電力小売事業者を変更していて、そこで大きな割引を受けている人は、ANAでんきに切り替えると損するかもしれません。今受けている割引額と、ANAでんきを利用してもらえる300マイルを比較して、どっちが得だと思うかにも寄るかと思います。

1000円割引を受けるより300マイルのほうがいいっていう人もいれば、1円でも安いほうがいいって人もいると思います。ご自身の考えるマイルの価値に照らし合わせて判断するのがいいのではないでしょうか。

売電している人

太陽光発電等で電気を電力会社に売っている人の中には、自宅で使う電気は電力会社から買っているケースもあると思います。その場合、ANAでんきに切り替えた時に電気の買い取り契約に影響が出るか出ないかで全く違ったお話になります。もし変わらないのであれば、買う電気をANAでんきに切り替えても問題ないですが、変わる場合は切り替えると電力の買い取り額が変わって損する可能性が高くなります。

電気給湯器を使っている人

電気給湯器を使っている場合、通常の従量プランではなく、特殊契約に通常はなっているんですが、電気給湯器とその他の電気の契約が別になっている場合があるんです。具体的には、供給地点特定番号が2つある契約であれば、電気給湯器分だけ特殊契約、そのほかの分が従量契約になっていることがあります。その場合、電気給湯器分はそのままにしておいて、そのほかの電気代だけANAでんきに切り替えることができるはずです。そうすると、電気給湯器利用分は今まで通り安いまま、そのほかの電気代も地域電力会社の従量契約と同じ金額のままでマイルが貯まり、マイル分だけお得になります。

ただ、供給地点特定番号が1つしかない場合はANAでんきに切り替えると電気給湯器分も従量契約になってしまうので、お湯を沸かせば沸かすだけ電気代が上がることになります…。

ここに書いている内容はあくまでも私の知識内での話なので、電気給湯器があるお宅はまずは問い合わせてみるのがいいと思います。

ANAでんきへの切り替え方法

どういう人がANAでんきに切り替えてお得になるのかわかったので、具体的な切り替え方法をご案内しますね。

必要な手続き

供給地点特定番号の確認

まず、供給地点特定番号の確認が必要です。これがわからないと切り替えができません。

確認する方法としては、①現在契約している電力会社に電話で聞く、②検針票を確認する、などがあります。最近はWEB明細も増えていますが、だいたいはWEBで確認できると思います。

供給地点特定番号ってなんやねんって話ですが、電気を使っている場所を示す番号だと思ってください。関西電力管内の場合、060で始まる22桁の番号です。頭の3桁は地域によって違うようですが、全部で22桁というのは共通です。

ここで注意していただきたいのが、関電管内の場合、供給地点特定番号の最後が10000で終わっていれば問題ないんですが、10000以外だった場合、特殊契約があるってことですので、ANAでんきに切り替えできない可能性があります。契約内容を現契約会社に必ず確認してください。

他の地域電力会社管内では少しルールが違うようですので、あくまでも関電管内だけだと考えてください。

なお、供給地点特定番号自体は電力小売事業者を変更しても変わりません。あくまでも電気を使う場所に対して付与されている番号だからです。

現契約電力会社のお客様番号の確認

現在契約している電力会社のお客様番号も必要です。これも供給地点特定番号と同じ方法で確認できます。

実は、現在関西電力、auでんきを契約している場合、供給地点番号からお客様番号が特定できます。その方法は、供給地点番号の上3桁と下5桁を省くだけ。残った14桁がお客様番号です。なんでauでんきも?って話ですが、関電管内のauでんきの小売事業者は関電なので、お客様番号も関電と同じだからです。勘のいい人は気づいたと思いますが、関電管内でANAでんきを使った場合も、お客様番号は関電と同じです。小売事業者は関電ですからね。契約する前からお客様番号がわかるっていうのもなんか変な話ではありますが(笑)

あと、大阪ガスで電気を契約している場合、お客様番号ではなく、ご使用番号と記載されていると思います。検針票を確認する際には気をつけてください。

供給地点特定番号と違い、お客様番号は契約会社を変更すると変わります。あくまでも今契約している会社のお客様番号なので。この点を勘違いしないように気をつけてください。

WEBから申し込み

供給地点特定番号とお客様番号がわかれば、あとは申し込みをするだけです。ANAでんきの概要の確認と申し込みは下記ページよりお願いします。

ちなみに、上のリンクから申し込んでもほしとには1銭も、もちろん1マイルも入りませんので安心してお申し込みください!

さっき散々供給地点特定番号とお客様番号について書いたんですが、東北電力、北陸電力、四国電力、九州電力管内以外で地域電力会社と契約中の場合、供給地点特定番号とお客様番号は調べる必要がなく、本人確認書類のアップロードだけでいいようです。ただ、入力する契約者情報と本人確認書類の内容が違うと受け付けてもらえないのでご注意ください。

申し込み後の手続き

申し込み後は、特に不備がなければ何もしなくてもANAでんきに切り替わります。現契約会社に連絡する必要もありません。ただ、電力メーターがスマートメーターになっていない場合、地域電力会社から電力メーターの交換で連絡が入ることになると思います。今回ANAでんきに切り替えても切り替えなくても今後メーター交換は必要なので、気にせず交換してもらってください。もちろん交換費用は無料です。

切り替え時の注意事項

最後に注意事項です。基本的には今まで書いてきたことに気をつけていれば問題ないんですが、現時点で新電力をご利用中の場合、解約にお金がかかる場合があります。それは事前に確認しておきましょう。長期契約の違約金とか解約手数料が必要であれば、切り替えの時期を選んだ方がいいかもしれません。

おまけ

ANAに限らず、電力会社を切り替える際の注意事項をまとめておきます。

新電力利用時の注意点

新電力に切り替えを検討する際、いろいろな理由があると思います。電気代を安くしたい、クリーンエネルギーを使いたい、などなど…。安くしたいという理由の場合、いくつか注意事項があります。新電力の電気プランにはいくつか種類があり、契約する内容によっては電気代が逆に高くなることもあるんです。

地域電力会社の料金から割引

関電や東電などの地域電力会社の料金相当の金額から割引されるもので、地域電力会社の従量プランより確実に安くなるので安心です。ただ、通常は電気を使えば使うほど割引額が増えていくということが多く、電気の利用量が少ない人にはメリットが感じづらいということもあります。

通常、地域電力会社の電気料金は、基本料金部分と電気の使用量に応じた従量加算部分に分かれています。従量加算部分は料金単価が決まっていて、使用量が増えれば増えるほど料金単価が上がっていく仕組みです。例えば、関西電力の場合、2021年7月時点で以下のような料金体系になっています。単位のkhwとは、電気の使用量だと思ってください。

使用量 料金単価
15kWh以上120kWh未満 20.31円
120kWh以上300kWh未満 25.71円
300kWh超過分 28.70円

こんな感じで、使えば使うほど単価が上がっていくので、地域電力会社の料金から割引するパターンは割引率を段階ごとに上げていくことで割引額を大きくしています。つまり、電気を使えば使うほど割引額が大きくなる仕組みですね。そのため、電気の使用量が少ない場合は割引額も小さくなるんです。

独自の料金プランを提供

電力会社を切り替える際、一番気をつけないといけないのがこのパターンです。この場合、地域電力会社とは全く違う独自の料金プランが適用となるので、電気の利用量が少なくても割引率が高くなる場合もあります。ところが、特に電気の利用量が少ない場合、逆に損することもあるので要注意です。

このパターンで多いのが、電気の利用量にかかわらず1kwh当たりの金額が一定というものです。電気をたくさん使おうが、ちょっとしか使わなかろうが、計算式は非常にシンプルです。ただ、通常の電気料金は電気を使えば使うほど単価が高くなっていくため、単価を一定にしようと思うと、どうしても電気使用量が多い方の単価に合わせざるを得ないんです。低い方に合わせてしまうと電気代が安くなりすぎて赤字になるので。だから、電気を使う量が少ない人は、このパターンの電力会社に切り替えると損するケースがすごく多いんです。逆にたくさん使う方は、かなり料金を安くできる可能性もあるので、料金シミュレーションを利用してみるといいでしょう。

あと、このパターンで怖いのが、単価が変わる可能性です。2021年の初めごろ、電気料金が異常に高騰したって話がありましたが、あれは独自の料金体系で電気を売っていた会社の話です。地域電力会社の金額から割引する場合は、地域電力会社が金額を変更しない限り金額は変わらないので安心ですが、独自の料金体系を採用している会社はそうではありません。しかも、こういう会社は電気の卸価格が安いところから購入しているケースもあり、何かあれば卸価格が高騰するリスクが常にあります。その高騰した卸価格をそのまま小売価格に転嫁するので、電気代がえらいことになる場合があるんですね。契約時には約款をよく確認して、価格高騰のリスクがないかを確認するのがいいと思います。

ただ、その高騰の後、いろいろ行政から指導が入っているはずで、あまりにも急激な金額の高騰は今後は起きないのではないかとも思います。

引っ越しの時に、不動産屋さんで「電気とガスの手続きを代わりにやっときます!」って言われることが最近増えているようですが、もしそう言われたら、絶対に契約内容を確認してください。地域の電力・ガス会社への申し込みのケースもありますが、不動産屋が提携している新電力・ガス会社と契約させられることがあり、独自の料金体系を採用している会社の場合もあります。もしよくわからずに契約してしまったらどうなるか、もうおわかりですよね…。

ポイントで還元

ANAでんきやauでんきもこのパターンですね。電気料金は地域電力会社と同じ金額で、ポイント還元でお得になる仕組みです。ポイント好きな方にはいいんですが、あまり還元率がよくないことが多く、電気代がかなり高い場合はあまりお得にならないかもしれません。ただ、電気料金が高騰する心配は基本的にないので、そういった意味では安心です。

多いのはこの3パターンですね。そのほかにも、電気料金自体の割引はないけど、その会社のサービスを利用する際に割引などの優遇があるっていうケースもありますが、よっぽどその会社のヘビーユーザーでもない限りメリットは少ないかと思います。

まとめ

最後は蛇足でしたが、今回はANAの新サービス、ANAでんきについて解説しました。私は自分の会社の電気を使っていましたが、こそっと切り替え申し込みしました(笑)関西電力の契約になるっていうのが個人的にはあまりうれしくないんですが、今後もANAのサービスを使っていきたいので、少しでも貢献できればと思って。しばらく安心そうな自社より、ちょっと危なそうなANAを助ける方を選びました(笑)

今回の記事で損するかもしれない人としてご紹介した電気料金が高額で新電力に切り替え済みの方でも、6か月以上の継続は必要ですが、最初の1000マイルだけもらってやめるってこともできます。解約費用はかかりませんから。ご自宅の電気料金はもちろんですが、今苦境にある航空会社と今後どういう付き合い方をしていくのかということも含めて判断されるのがいいと思います。ただ、繰り返しになりますが、電力の切り替えに際してはご自身の責任においてご判断いただくようお願いいたします。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス