青い翼を追いかけて ~とある飛行機好きの旅日記~

国内外の旅行記やマイル、ポイントの貯め方の紹介など

ANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話 その3

こんにちは、ほしとです。今回も引き続き、ダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話です。

大変お待たせいたしました。ついに!今回ファーストクラスに乗る話を書きます!!!

3回目にしてやっとです(笑)いや、早く書きたかったんですけどね、お伝えしたい内容がてんこ盛りあったんですよ(汗)

今回は出国からスイートラウンジ、そしていよいよあこがれのファーストクラスに乗る話です!

目次


まずは前回のおさらいから。

前回までのおさらい

初回は今回の旅をするきっかけや、実際に発券するところなど、出発までの出来事をまとめました。



2回目は大阪出発から、成田空港で起きた驚愕の出来事まで長々と書きました。まだファーストクラスは登場(搭乗)してません…。



まだ前回までの記事を読んでいない方は、ぜひそちらからご覧ください。ほしとがどういう気持ちで搭乗の時を迎えたのかがよくわかると思います。

出国から搭乗まで

出国

さて、Zカウンター(通称Z小屋)での信じられないような出来事のあと、いよいよ手荷物検査・出国へと移っていくわけですが、ダイヤモンドメンバーとANA便のファーストクラス搭乗者はチェックイン後、Z小屋からそのまま保安検査場に抜けられるようになっています。

意外と知られてないんですが、Z小屋の裏に優先レーンがあって、そこはANAプラチナメンバーとミリオンマイラーが利用できるようになっています。ANAの公式サイトを見る限りでは、SFCは対象外のようですね。

場所等の情報はこちらをご覧ください。



順調に手荷物検査を通過し、出国審査のある下の階へ行くと、結構並んでました。成田はもう何十回も利用してますが、こんなに混んでたのは初めてでした。混んでるといっても、出国だから10分も待たないと思うんですけど、せっかくだから自動化ゲートの登録をすることにしました。

登録は非常に簡単。成田空港の第一ターミナル南ウイングであれば、出国審査の右側に登録コーナーがあるので、そこで申請書に必要事項を記入し、職員の方にパスポートと申請書を提出し、両手の人差し指の指紋を登録すれば完了です。混んでさえいなければ、5分もかかりません。

ここで登録した指紋はどの範囲で共有されるんでしょうね。もうほしとは悪いことができません(笑)

登録が終わって自動化ゲートへ。ここもすぐに通過できます。スタンプはお願いしないと押してくれないので、自動化ゲート通過後、正面向かって右側にある事務所に行く必要があるんですが、事務所の入口でパスポートを渡し、職員の方が中に入ってスタンプを押して戻ってきてくださるんですけど、効率が悪すぎです。

私と同じ時間帯に自動化ゲートを利用した人はみんなスタンプをお願いしていて、一人ずつ押してもらってるんで、時間がかかるんですよ。これだったら、スタンプ押してほしい人が混雑していない時間に自動化ゲートを使うメリットはないですね。もう少し何とかできないのかと思います。

自動化ゲートについては以下のページをご覧ください。政府広報オンラインは素人のブロガーが書いた記事みたいな出来ですね(笑)





無事出国できたので、第5サテライトにあるスイートラウンジに向かいます。

まずはスイートラウンジで…

成田のスイートラウンジは2回目ですが、第5サテライトの方にしか来たことがないんです。ANAラウンジ自体も第5サテライトのみ。まあ、いつもアメリカ便に搭乗するからなんでしょうが…。

スイートラウンジに来る時間はいつも朝なんで、食べる物はそんなにありません。今回の場合は、機内でいろいろ食べたいなと思ってんたんで、そもそもあまり食べるつもりはありませんでした。

ちなみに、ほしとはお酒があまり飲めず、一生飲めなくても全然困らない人間なんで、ラウンジでお酒を飲んだことがありません。機内ではいただくこともありますが。お酒飲めないのにラウンジ使う意味あるのかって聞かれることもありますが、ありますよ。

まずは食べ物ですよね!(笑)食費が浮きます!(ケチ丸出し)あと、搭乗前にゆっくりできるのもいいですね。昔から、飛行機に乗る時は空港にめちゃくちゃ早く着くんです。国内線でも2時間前は当たり前。空港って楽しいじゃないですか☆でも、ちょっと休憩する場所はほしいわけで、そんな時にラウンジを使えたら最高です。

ほかにも最近だと携帯とかカメラの充電っていうのもありますね。

ANAラウンジだったら、鼻と耳で楽しめるのもいいです。あの香りと神様のカルテの組み合わせの中にいるだけでリラックスできます。

話がそれましたが、スイートラウンジへ入室。別にいつもと変わることなく、どこの席がいいか聞いてくださり、一番奥の飛行機がよく見える席をリクエスト。窓の外にはこれから搭乗予定のB777-300ERが♡機体番号はJA735Aで、今回が初搭乗です。

B777-300ER JA735A

飲み物を聞かれますが、当然お酒は飲まず、ソフトドリンクをお願いしました。少しだけお食事もいただくことに。でも、ヌードルバーは利用せず。おにぎりと甘味を少しだけ☆

この時、ほしとはあることをしようと思ってました。前回の記事で書いた「あの出来事」のお礼をお伝えしようと思ったんです。何の話やねん!って方は、前回の記事をご覧くださいませ…。

昔から、何かしてもらった時にうまく気持ちを表現できなくて、勘違いされることがよくあるんです。全然うれしそうじゃないって。でも、そんなことは全くないんです。すごくうれしいんですけど、それを目に見える形で表せていないだけなんです。

人間性に問題があるとしか言いようがないんですが、そういう人間なんで仕方ない。

私にとっては、よろこびは黙って噛みしめるもんなんです。今回もそうでした。本当はものすごくうれしくて、言葉で言い尽くせないくらいの思いはあるんですが、残念ながらおそらくそれをうまく表現できてない。必死にうれしそうにはしたつもりですが、普通の人の10分の1くらいしかうれしそうに見えてなかったと思います。

もし実際にどんなに感情表現が下手かを見たければ、ほしとに何かプレゼントを持ってきていただくとよくわかると思うので、ぜひよろしくお願いします(笑)

あと、最終的にちゃんとお礼をお伝えできなかったというのもありました。もちろん、何度もお礼はしたんですよ。でも、Zカウンターから出るときには、Aさんは離れたところにいらっしゃったので、最後にしっかりとごあいさつできなかったんです。

お礼を伝える一番簡単な方法。それはANAの公式サイトにある問合せフォームから連絡することです。ダイヤモンドデスクに電話するとか、コンシェルジュさんに伝言をお願いするとか、方法はほかにもありますが、それだと「自分の言葉」として直接伝わらないという問題があります。伝言ゲームになっちゃいますからね。また、ANA自体にも話がちゃんと伝わるようにするためにも、問合せフォームは最適だと思いました。

別に連絡はアメリカに着いてからでもよかったかもしれません。でも、私は今あった出来事がどれだけうれしかったか、どれだけこの旅を素敵なものにしてくださったのか、それをすぐに、気持ちが新鮮なうちにお伝えしたかったんです。

お礼を書きながら、またその出来事を思い出し、涙ぐんでしまいました。泣く以外自分の気持ちをうまく表現できないって3歳児か!って話なんですが、それは仕方ないです(笑)ほしとはそんなやつなんで。最近はいろんなことですぐ泣きます。

実際にANAには、そもそもの今回の旅の経緯からお伝えしました。その上で、Aさんにしていただいたこと、言ってくださったことが、どれだけうれしかったかを伝えました。(まだほとんど始まってもいないのに)本当にこの旅をしてよかったとも書きました。自分の気持ちは、すべて伝えられたと思います。

そのうえで、この後のファーストクラスも本当に楽しみだって書いときました。そう、この後です。そんな風に書いとくと、いいことあるかなって(笑)その辺はほしとさんは抜け目がないんですよ。このあと素敵なことが起きますようにって下心丸出しです(笑)でも、実際に本当に楽しみだったのは間違いないです。その出来事によって、その気持ちがさらに強くなったのは事実でしたから。

でも、本当に直後に自分の気持ちをお伝えできてよかったです。その方がご本人に伝わるのも早いでしょうし、より気持ちも伝わりやすいでしょうから…。

さて、今何の話をしているかというと、スイートラウンジでお礼のメッセージを書いて送りましたよってことだったんですが、みなさんお忘れかもしれませんが、この記事は、ANAダイヤモンドメンバー(ほしと)が誕生日にファーストクラスに乗った話なんですね。そう、ほしとの誕生日なんです。スイートラウンジでお祝いされてる人のツイートも見たことがあるんで、この時ほしとさんはすごーく期待してはったんですよ。何かしらの方法でお祝いしてもらえるって(笑)

でもね、待てど暮らせど(大げさ)、全然そんな雰囲気がないんです。軽食食べて、ANAにお礼の連絡して、準備万端、待ってたんですが、おかしいなぁ。だんだん出発時刻が迫ってきます。スタッフの方が近くに来たら、いよいよか!って思うんですけど、毎回違うんです(笑)

前回書きましたが、徹夜だったんですよ。ホテルに泊まってないんです。お風呂どころかシャワーも浴びてない(汗)なにかお祝いしてくださるんだったら、その後にシャワーに入ろうと思ってんたんです。

でも、もう時間もないから仕方がないんでシャワーをお借りしました。シャワーはラウンジの外にあるんですね。荷物も全部持っていったん外へ。パッパとシャワーを浴びて、まだ時間があったのでもう一度ラウンジへ。

今度は自分で適当に座ったんですが、一応、ほしとがどこにいるのかわかりやすいように、さっきと同じあたりに座りました(笑)

すると、しばらくしてコンシェルジュの方が封筒を持ってやってきました。お二人お供を連れて…。

何かと思ったら、さっき便を変更していただいたので、そのEチケットの控えをわざわざ持ってきてくださったんです。お二人も引き連れて(笑)

で、Eチケットの控えをいただいた後、「本日お誕生日ですよね。おめでとうございます!」と、デザートプレートを持ってきてくださいました☆彡お待ちしておりました(笑)

おっさんひとりの誕生日を、わざわざ三人でお祝いしてくださって、うれしいやら恥ずかしいやらでしたが、ちゃんとお祝いしてもらえて安心しました(笑)


実は、ラウンジでは祝ってもらえないんじゃないかと思ってたんですよ。搭乗券にHAPPY BIRTHDAYって文字が入るって話を聞いたことがあるのに、全くそんなことはなく、プレゼントをラウンジでもらえると思ってたらZカウンターでもらっちゃったんで、もうラウンジでは何もないのかなと(笑)

しかも、誰がほしとだかわからないじゃないですか。確かに、スイートラウンジに入る時には搭乗券を渡して、それを見てるから名前はわかると思うんですけど、でも誕生日だとわかるような文言は一切ないわけで。受付の人と中で迎えてくれる人は別なんで、ラウンジに入ってきたやつが誰かなんてわからないんじゃないかって気がするんですが…。

Zカウンターから連携を受けているといえばそれまでなんでしょうけど、ラウンジに入る段階で「誕生日のほしとが来た!」ってわかってもらえなかったら、おそらくもうノーチャンスですよね(汗)

さらに、途中でシャワー浴びに行っていなくなって、そのうち帰ってきて違う席に座ったわけです。向こうからしたら、大人しく座っとけや!って話ですよ(笑)

そう考えると、たくさんの人が連携し合ってお祝いしてくださったんだということが想像できます。本当にありがたいです。別の言い方をすると、本当に迷惑なやつですよね…。私のためにたくさんの人が動いてくださっていたのかと思うと、本当に申し訳なくなります。でも、お祝いしてもらえて、最高にうれしかったです♡

そんな風にいろんなことを考えながらプレートをいただきました。コーヒーも持ってきてくださり、甘いお菓子と渋いコーヒーが大変おいしかったです。

プレートを食べながら、あらためてEチケットの控えも確認。しっかりとNH002に変更されています。

おいしくいただいたあと、搭乗開始時刻が迫ってきたため、ゲートへ移動します。いよいよダイヤモンドメンバーとして誕生日にファーストクラスに乗るという夢が実現します!

NH002 成田―ワシントン搭乗

いよいよその時がやってきました。グループ1の先頭に並んでたので、ツイッターでお世話になっているとある方の言い方を借りると、ポールポジションからスタートです!

搭乗が始まり、誰よりも先に機内に入ります。いつもは横目で眺めるだけだったファーストクラス。1年半前のあの事件が起こるまで、自分がファーストクラスに乗ることなんか一生ないと思ってました。夢にも思っていなかったことが現実になりました。

座席に着くなり、早速CAさんがやってきて、いろいろご説明してくださいます。モニターの前にはお花が置いてあり、メッセージカードも持ってきていただけました。早々にお誕生日おめでとうございますと言っていただき、

「目一杯、誕生日をお祝いさせていただきます!」

とのお言葉まで。ウェルカムドリンクでシャンパンもいただき、早速お祝いモード全開です(笑)


でも、このメッセージカードもお花も、便変更が決まった後でご準備いただいたってことなんですよね。事前のブリーフィングの段階で(ダイヤモンドメンバーの誕生日のやつが乗ってくるって)共有があるんだと思いますが、その後のお忙しい時間にわざわざメッセージも書いていただけたんだと思うと、本当にありがたいですよね…。

個人的にすごくうれしかったのが、ごあいさつに来ていただいたCAのみなさんは、本当にうれしそうに誕生日おめでとうって言ってくださったことなんです。本当に心からお祝いしていただけているんだなと感じました。「目一杯、誕生日をお祝いさせていただきます!」と言っていただいた時は、気持ちがこもりすぎてて迫力に圧倒されそうなほどでしたから(笑)

もちろん、仕事だからっていうのはあると思いますが、本心からお祝いしてくださってるというのがよくわかりましたし、「絶対に期待してる以上のバースデーフライトにする!」というプライドのようなものも感じました。

搭乗してわずか数分で、このフライトは絶対に素敵なフライトになる!と確信が持てました。そして、その確信は現実のものとなりました。

次回予告!

はい、今回はこれでおしまい!

え?全然ファーストクラスの話がないやないかですって?だから最初に予告したとおり、「ファーストクラスに乗る話」だったでしょ(笑)

冗談はさておき、出発以降の話を書いてしまうと、内容が盛りだくさんになりすぎるんです。これ以降の話はツイートもあまりしてないので、出発から到着までの様子は初公開です。次回はしっかりと「ファーストクラスに乗った話」をしたいと思います。

お楽しみに!

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス