青い翼を追いかけて　～とある飛行機好きの旅日記～

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ANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに乗った話 その１

ファーストクラス ANA 旅行

おひさしぶりです。ほしとです。ブログを更新しない間に、プラチナを飛び越えてダイヤモンドメンバーになってます（笑）すみません…。

さて、突然ですが、私がANAのダイヤモンドメンバーを目指そうと思ったのにはきっかけがあったんですが、それは2018年2月頃に起きた、とある炎上事件でした。

ご存知の方も多いとは思いますが、どんな事件だったか簡単に説明すると、ANAのダイヤモンドメンバーの方が、誕生日にANAのファーストクラスに乗ったのに、誕生日を祝ってもらえなかった！、というものです。

この事件に対する個人的な見解はあえてお伝えしませんが、その騒動を見て、私はこう思ったんです。「やってみたいな」って（笑）

ちょうどこの時期、プラチナ到達は確実で、予約している分を含めると7万PPくらいだったので、ダイヤまでするかどうか考えてたんですけど、この騒動を見て決断しました（笑）

ただ、別にこの騒動自体を揶揄するような意図はなく、単純に自分がやるとどうなるのか気になっただけなんです。祝ってもらえたらうれしいですし、祝ってもらえなかったらブログの記事にすればいいか、くらいに思っていて、どんな結果であれおいしいなと（笑）

ということで、前置きが長くなりましたが、今回は実際にANAダイヤモンドメンバーとして、誕生日にANAのファーストクラスに乗ってみました！

165,000マイルも使ったので、SKY コインだと28万円分ですよ！最後までかなり自問自答していました。本当にやる価値があるのか、ダイヤ修行の費用にまわした方がいいんじゃないかって。

でも、結論を先に言うと、本当にやってよかったです。現地での滞在も含め、帰国まで夢のような時間でした。

人によって、「いいサービス」に対する考えは違うと思います。私が今回経験したことも、全然大したことはないと思う方もいるでしょう。でも、私にとっては、本当に素晴らしい旅だったんです。こんなことでよろこぶ人もいるんだな、って程度に思って読んでいただけたらと思います。

あと、お願いです。今回私がしていただいた一連のサービスは、現場の判断でしていただいたことであり、ANAの公式サービスではありませんので、同じ状況でANAのファーストクラスに搭乗されたからといって、必ずしも同じサービスが受けられるわけではありません。

「ブログに書いてたようなサービスを受けられへんかったやないか！」っといった類のクレームは、一切受け付けません。ANAにもクレームを入れるのは止めてください。ただ、後々書きますが、「こうしてもらえたらうれしかったな」というような、意見を伝えることはすごくいいことだと思います。それによってサービスがよくなる可能性があるわけですから。

さて、前置きはここまでにして、まずは旅の概要をご説明します。

目次

旅の目的地と日程

目的地は？

今回の目的は、言うまでもなく、誕生日にANAのファーストクラスに乗る！ってことですが、ファーストクラスに乗ろうと思ったら、当然ファーストクラスが設定されている機材が飛んでいる路線しか選択肢にはなり得ません。

ANAでファーストクラスが設定されているのは、現時点ではB777-300ERとA380だけです。A380ははじめから選択肢にはなりませんでした。なんでかって？A380が飛んでいるのはホノルル便、距離が短い＝飛んでる時間が短い、つまりファーストクラスに乗っていられる時間が短いからです！どうせ乗るんだったら長く乗りたいじゃないですか（笑）だいたい、一人でさみしくハワイに行きたくないし（笑）

あと、A380は初便の日がちょうどアメリカ旅行と重なってたんで、初便に乗ろうと思ってたんです。まあ、そもそも予約した時点ではまだA380の予約自体開始されていなかったですし、なぜかファーストはあまり魅力的に感じてなかったんで、B777-300ER一択でした。

B777-300ERが就航していて、ファーストクラスの設定があるのは欧米路線のみです。そのなかで私は成田―ワシントン便を選びました。

どうしてワシントン便にしたのかというと、ワシントン―成田便の便名はNH001、ファーストナンバーなんです。まだANAがニューヨーク線を開設できなかった時代、そのかわりにワシントン線に就航し、サービスを強化することで、わざわざニューヨークから日本に帰国する人もワシントンからANAを利用していたほどだったと聞いたことがあります。

その、ANAにとって国際線のルーツとも言えるような路線の1Aに乗ってみたいなと思ったんです。

あと、ダイヤモンドメンバーとファーストクラス搭乗者限定で利用できるZカウンターも利用してみたかったので、成田空港発の路線がよかったというのもありました。

ということで、路線は成田―ワシントンの往復に決定！この時点ではダイヤモンドメンバーにはまだなっていなかったので、ダイヤに到達後に、ダイヤモンドデスクに電話して予約する予定でした。

旅の日程

日程は、もちろん誕生日にファーストクラスに乗れるようにする必要があるわけですが、問題は往路と復路、どちらを誕生日に合わせるかです。

誕生日は個人情報なので伏せておきますが（搭乗券の写真を見ると丸わかり笑）、8月なので、特典航空券でいうとハイシーズンです。必要マイル数が多いのは仕方ないんですけど、往路を誕生日に合わせると、復路の成田―伊丹が特典航空券で取れない時期になってしまうんで、その区間分だけ別で発券しないといけなくなるんです。

じゃあ、復路を誕生日に合わせればいいって話なんですけど、そうすると別の問題が。

ダイヤモンドメンバーが誕生日前後に国際線のスイートラウンジを利用すると、誕生日プレゼントをもらえるらしいんです。前後って何日やねんって話です（笑）

やっぱり、誕生日にZカウンターでチェックインして、スイートラウンジに立ち寄って、ファーストクラスに乗るのがいいなってことで、往路を誕生日に合わせました。

仕事の休みがあんまり取れないんで、日程は3泊5日。上司に散々嫌味を言われつつも、ちゃんと休みが取れました。休みをいただけて本当に感謝しています。

私は大阪に住んでるんで、通常であれば、誕生日当日の伊丹発NH2176で成田へ向かい、そのままワシントン便に乗り継ぎなんですが、それだとスイートラウンジでゆっくりできない＆Zカウンターでチェックインできない！という大きな？問題があったため、前日の仕事終わりにそのまま羽田へ向かい、一泊して早朝に成田へ行くことにしました。

これで搭乗便と日程は決まったんで、あとは予約するだけです！

予約から搭乗まで

まずは予約！

まずは予約をしないことには始まりません。なんとなく、ダイヤモンドデスクに電話して予約したかったんで、ダイヤモンドメンバーになってから予約することにしました。あと、肝心の誕生日当日の往路が空席待ちになってたんで、どっちにしてもダイヤのステータスがあった方が確保しやすいなとも思っていました。

私がダイヤに到達したのは（全然ブログは更新してませんでしたが汗）昨年12月4日、その翌日にはプレミアムポイントが加算され、無事にダイヤに。ただ、まだステータスは反映されていないため、日付が6日に変わった時点でダイヤモンドデスクに電話しました。

当然、目的は予約なんですけど、もうひとつ、わざわざ電話したのには理由がありました。

それは、誕生日アピール（笑）一応、予約の段階で伝えておこうと思って（笑）あと、座席を1Aにしたかったのですが、通常は特典向けに開放されていないということで、リクエストする必要がありました。

ということで、ダイヤモンドメンバーになって最初にしたことは、ダイヤモンドデスクへの電話。函館旅行中だったので、函館の宿からかけました。食あたりみたいな症状があって、体調最悪の状態でしたが、それはまたいつかブログに書きたいと思います…。

日付が変わった直後、夜中なのでアメリカに繋がります。この時点では知りませんでしたが、アメリカのデスクの対応は独特で面白いです（笑）日本のデスクとかなり違いますが、個人的には嫌いじゃありません。

いざ電話！もうかなり前の話なんで、あんまり細かいことは覚えていないですけど、誕生日に乗るって話をしたら、あんまり相手にされず、ほぼスルーされたことだけ覚えています（泣）誕生日だから空席待ちも何とか…、っていう意図もあったんですけどね（泣）

これで本当に当日お祝いしてもらえるのかってかなり不安になりました…。でも、誕生日前日の関空―羽田の国内区間の予約、当日の成田―ワシントンの空席待ち、復路のワシントン―成田の予約と、とりあえず1Kの座席指定、空席待ちの往路も含めて1A指定のリクエストをお願いして、一応、ミッション完了！


あとは、その空席待ちをかけている往路の座席を確保するだけ。その連絡がANAから来るのを待っていました…。

12月6日に予約し、そこから本格的な冬を迎えました。年明けくらいには座席が確保できるかな。そんな風にはじめは思ってました。1月になって、別件でダイヤデスクに連絡することがあり、その時に聞いてみたものの、まだ空席待ち状態。そして、気がつけば春を迎えていました…。

ついに発券！

本当に座席が確保できるのか、そもそも往路を誕生日に合わせているので、往路でファーストクラスが確保できなければ意味がないので、まだ4か月先のこととはいえ、かなり焦りだしていました。

実際、空席待ちから座席を確保できる確率はどれくらいなのかと、ネットでいろいろ調べても、出てくる情報は絶望的なものばかり…。直前まで待てば、特典枠以外も特典向けに開放されるのかと思っていたのですが、そうでもなさそうな雰囲気。ANAに電話で確認した時も、必ずしも空席があれば特典向けに開放するわけではないとの回答でした。

この時点で、ワシントン以外の選択肢も考え始めていました。NH001に乗りたいという思いはありましたが、そもそも誕生日に乗れなければ意味がないので、日程は固定したまま、ANAの全路線のファーストクラスの特典の空き状況を確認。成田だけでなく、羽田も確認しましたが、8月ということもあってか、壊滅的な状況でした。

そんななか、唯一空席があったのが成田―ヒューストン便でした。出発時刻は成田―ワシントンとほぼ同じ、ヒューストン乗り継ぎでワシントンまでの座席にも空席がある状態でした。

飛行時間もほぼ同じで、1秒でも長くファーストクラスに乗っていたいというケチ丸出しの私でも納得できる選択肢でした（笑）乗り継ぎの分だけ時間がかかり、ワシントン到着が直行に比べて8時間ほど遅くなることがネックでしたが、乗れないことに比べたら全然問題ありません。

ただ、一点だけ心配なことが。もともと空席待ちしている便も含め、「ANA国際線特典航空券」で予約していました。でも、ヒューストン経由に変更すると、ヒューストン―ワシントン間がユナイテッド便となるため、「提携航空会社特典航空券」での予約に変更することになるんです。

提携航空会社利用の場合、必要マイル数は固定で、ANA特典のハイシーズンと同じだったので、必要マイル数は165,000マイルで変更ありませんでした。ただ、ひとつだけ心配なことが…。

すでに確保している復路のワシントン―成田の扱いです。特典航空券の種類が変更になるということで、もしかして、ワシントン―成田もいったん手放すことになるんじゃないかと心配になったんです。空席待ちをしている人がいれば、座席がその人のところに行ってしまうのではないかと。

もともと往復ともワシントン便に乗りたいという気持ちが強かったため、多少悩みました。空席が確保できるまで待ち続けるのか、それとも予約を変更するのか。ちょうど4，5月は燃油サーチャージが安くなっていて、6月以降に上がることは明らかだったため、早めに決着はつけたいと思いつつ、当初の予定通りワシントン便に乗りたいという気持ちも消えず…。

ただ、座席が確保できないことほど最悪なことはないので、とりあえずダイヤモンドデスクに連絡して、変更が問題なくできるのであれば変更してもらおうと思い、電話しました。

その結果、復路も含め、あっさりと変更していただき、往路はヒューストン経由のワシントン行で確保できました！発券前であれば、ANA特典と提携航空会社特典の変更は問題なくできるようです。


ユナイテッドのヒューストン―成田間がエコノミーしか取れなかったのが残念でしたが、無事に往復共にANA便はファーストクラスを予約でき、夢の実現へ向け、準備は整いました。

あらためて往復共に1Aのリクエストをお願いし、あとは待つだけです！とはいえ、165,000マイルが一気になくなるのはちょっとつらいですね…。


ただ、ひとつだけ大事なことをするのを忘れてたんです。復路の国内線の予約（笑）結局4月4日に国際線区間を確定させたのに、成田―伊丹の区間を購入したのは6月27日…。いや、違うんですよ。もっと早く予約はしてたんですけど、普通席にするかプレミアムクラスにするか迷ってるうちに何度か予約を失効させて、せっかくだから最後までファーストクラスの座席に座りたいなと思ってプレミアムクラスに決めるまで時間がかかったんですよ。単純に優柔不断なめんどくさがりってだけなんですけどね（笑）

この成田―伊丹のNH2179の機材は国際線用のB777-300ERなので、ファーストクラスの座席に座ることができます。プレミアムクラスを予約するとファーストクラスで、普通席の予約だとビジネスもプレミアムエコノミーも指定できます。昔はこの区間でだけビジネス気分を味わって満足してたんですけどね。最近はアメリカに行くたびビジネスにアップグレードしてるんで、贅沢になったもんやなと思います（笑）

成田―伊丹の座席は1Aが取れたので、迷わず確保！もしリクエストかけてるファーストの座席の1Aが取れたら、ずーっと1Aです。


さて、これで無事に予約は完了。あとは無事に1Aが取れるのを待つだけ…。

座席指定の結果は…

このファーストクラスの1Aですが、通常だと特典枠には解放されてないようなんで、空港で当日改めて確認するのかなと思ってたんです。そのため、全然座席がどうなってるのかに興味がなく、定期的にANAアプリを開くくせに、予約を見てニヤニヤするだけで（変人）、全然座席を見てなかったんです。

ところが出発が近づいてきたある日、いつも通りアプリを開いて予約状況を見てニヤニヤしてたら（気持ち悪い）、1Aっていう文字が目に入りました。NH2179かなって思ったら、1Aが3つ…。なんと、往路の成田―ヒューストンも、復路のワシントン―成田も1Aに変更になってたんです！成田―伊丹も合わせて、3区間ともファーストクラスの座席で1A！


無事にファーストクラスが予約でき、しかも座席が1Aってことで、ここまでは完璧です。この時点でANAさん最高♡って感じでしたけど、実際のファーストクラスの旅は、想像していた以上に素晴らしいものとなりました。

次回予告！

今回はここまでです。全く旅は始まってませんが、搭乗前の出来事も今回の旅の一部だと思うので、少々長くなりましたが、経緯の説明をいたしました。

次回はいよいよANAダイヤモンドメンバーが誕生日にファーストクラスに搭乗したら何が起こったか、一部始終をお伝えします！えらい大層ですが、本当にいろいろありました…。

今回の旅の目的地、ワシントンについてもまた書きたいと思います。思っていた以上にいい街で、ぜひ行っていただきたいと思うので、お役に立てるような情報もお伝えしますね！

その買うを、もっとハッピーに。｜ハピタス